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男子テニスツアーのVTRオープン(チリ/ビニャ・デル・マール、賞金総額41万200ドル、クレー)で決勝進出を決めた第1シードのR・ナダル(スペイン)は、スポーツ界における薬物問題について言及している。ナダルは、違反者の摘発とアスリートに対する尊重の両者のバランスをとることが必要だと主張する。
「何人かの違反者のために、他の選手が影響を受けてはならない。」と、ナダル。
ナダル自身は、6月28日のウィンブルドン敗退から6度の血液・尿検査を受け、クリアしている。
またナダルは、誰が検査をどのくらいの頻度で受けているのか公開されるべきたとも主張する。「ドーピング検査をどの程度受けているのか、人々は知るべきだと思う。僕は7カ月試合に出ていなかったけれど、検査はたくさん受けたよ。」
トップのテニス選手は全員、事前連絡なしに検査を受けなければならない。先月には、元自転車プロロードレース選手のランス・アームストロングが使用禁止薬物をツール・ド・フランスで使用していたことを認めている。
ナダルは「大切な事は、薬物を使用している人物が責任を負うこと。アームストロングのおかげでスポーツ、特に自転車競技ののイメージが悪くなった。重要なのは、スポーツ界がこのイメージを払拭し、薬物検査を公開にすることだね。」と、コメントした。
加えて「必要な検査はすべきだけど、アスリートを尊重する形で行うべきだ。個人的な見解だけど、尊重する姿がみられない検査もあったよ。」と、ナダル。
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