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男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は2日、シングルス1回戦が行われ、添田豪(日本)が第8シードの錦織圭(日本)に第1セットを奪いながらも敗れ、2回戦進出とはならなかった。
試合後、添田がインタビューに答えた。
「全てを出し切ったつもりなので悔いとかはないけど、整理出来ていない。試合前から緊張していて、それから開放されたという安堵感がある。」と、試合後に率直はコメントをした添田。
1回戦で錦織と対戦することについては「海外でやるのと日本でやるのは雰囲気が違う。1年に1回しかない大会で(錦織と)当たってしまうのは残念。でも、二人のプレーを多くの方に見てもらえたことは嬉しかったです。」
また、添田は「(錦織は)ストロークのテンポが速いですし、癖のあるプレーヤーではない。ストロークを主体にしてくる選手なので、どっちかと言うとやりやすい相手です。」
勝敗がかかった第3セットについては「先にブレークチャンスがあって、そこを取れなかったことが彼の強さかなと思います。重要なポイントでの集中力は圭の方が一枚上手だった。」
また「このレベルでは先に仕掛けなければいけないですし、待っていてもポイントは取れない。勝つためにやらなければいけないことだと思っているので、体が勝手に慣れてきていると思います。」と、添田。
最後、ネット越しに錦織となにを話したかと聞かれた添田は「ありがとうと言った。お互い試合前からやりにくいとは思っていた。それが終わってお互い緊張が解けたような感じがした。」と、コメント。
錦織と対戦すると決まったときの心境については「自分の中では当たりたくない相手だったし、引いた人に一発言わなきゃなと思った。」と、会見場を笑いに誘った。ドロー抽選をしたのは、昨日S・ワウリンカ(スイス)とフルセットの試合をした守屋宏紀(日本)だった。
さらに添田は「昨年も杉田祐一(日本)にR・ナダル(スペイン)との対戦を引かれて、お前らいい加減にしろと言った。」とのエピソードも語り、さらに会見場を笑いに誘った。
デビスカップ後、今大会までどのようにしてきたかと聞かれ「デ杯終わって2日くらいは精神的なショックがあり、頭のどこかで考えてしまっていた。でも、すぐに試合があったので切り替えられるキッカケにもなったと思うし、これで間が空いてしまっていたらもう少し引きずっていたかもしれない。次の試合に向けて準備していく中で、徐々に切り替えられたし、先週もいいプレーが出来た。」
サーブが210キロ出るようになったことについては「コーチに言われたフォームだったり、ラケットを少し長くしたりなど、ちょっとしたことを少しずつ変えていった結果が要因だと思う。その技術を教えてくれたコーチなどに感謝したい。それを言い続けてくれたことがこのような成果になったと思う。」
最後に「どうお客さんに映ったかわからないですけど、僕らのレベルというのは高いということを証明できたと思う。まだまだ課題はあるけど、この一年でやってきた成果は十分見せれたかなと思う。(お客様が)納得してくれてたら嬉しい。日本人選手はまだ残っているから、応援をして欲しい。」
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