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9月14日(金)から有明コロシアム(東京/有明テニスの森)で3日間行われる国別対抗戦のデビスカップの日本対イスラエル戦の選手発表会見が行われた。ワールドグループプレーオフとなる今回の対戦で、日本はワールドグループ復帰をかけての戦いとなる。
デビスカップは他の大会とは異なる形式となっており、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行い、2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利することとなる。
会場にはオフィシャル・オーガナイザーの川廷尚弘氏と日本男子チーム監督の坂井利郎氏が登場。日本男子チームの正式選手と大会の概要を公表すると共に、大会への意気込みを発表した。
日本男子チームは、錦織圭(日本)、添田豪(日本)、伊藤竜馬(日本)、杉田祐一(日本)の4選手。
対戦するイスラエルについて坂井監督は「ランキング的には日本より下だが、高い実績がありダブルスが非常に強い相手。」と話し、シングルスを軸に勝利を目指すと述べ、国を背負った対戦でプレッシャーも高い中で、選手はもちろん、コーチやサポート陣も非常に良い働きをしており自信のある様子を見せた。
監督の坂井氏は各出場選手についてこう付け加えた。
(錦織圭)
世界ツアーで連戦が続く中、怪我が多いと言われているが、いかに鍛えて怪我を防げるかが課題。長身のサーブや強いストロークにも対応出来るようなリターンやショットコントロールにも課題が残る。非常に良いテニスになりつつあるので、これら課題をひとつひとつクリアしていくことが求められる。
(添田豪)
練習量も多く身体もしっかりしてきた。オリンピックでは錦織とのダブルスでボレーを決めきれずに逆転負けしたが、彼のテニスはまだまだ伸びている。昨日からナショナルトレーニングセンターでトレーニングに励んでおり、さらに期待している。
(伊藤竜馬)
ひとつひとつのショットに切れはあるが、体力的にもまだ未完成といった印象。個々の力はつけているが、早く錦織や添田に追いついて欲しい。
(杉田祐一)
昨年の楽天オープンのラオニチでのタイブレークがとても残念だったがとても印象的。プレーに調子の波があるので、チームワークの中で吸収していくことが必要とされる。
また、今回出場選手には決まらなかったが候補選手としてあげられていた守屋宏紀(日本)選手については「なかなかかわいい選手で、全米オープンにも出場し、その下に続くジュニア選手たちにも良い影響がある。」と話した。
会見の最後には、監督自身が中学生の頃からデビスカップを見てきた中でトーナメントと違う独特の雰囲気や楽しさを語り、試合を間近に控え緊張を隠せない表情の中、テニスユーザーとして楽しさも感じさせてくれる笑顔を見せてくれた。
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