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テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、クレー）は大会３日目の２９日、男子シングルス１回戦が行われ、伊藤竜馬（日本）は第４シードのＡ・マレー（英国）に1-6, 5-7, 0-6のストレートで敗れ、初戦突破はならなかった。

今大会の本戦に出場するのは初めてとなる伊藤は、試合開始からマレーに５ゲームを連取されてしまう。続く第６ゲームを何とかキープした伊藤であったが、第７ゲームを難なくキープしたマレーがセットを先取する。

第２セットに入ってもマレーの勢いは変わらず、オープニングゲームでブレークに成功する。早くも劣勢に立たされた伊藤であったが、第４ゲームでマレーのミスを見逃さずにブレークバックに成功、さらにサービスキープにも成功しゲームカウント３－２とする。

その後はお互いにサービスキープが続く展開となるが、第１１ゲームでブレークに成功したマレーがこのセットも奪取、２セットアップとリードを広げると、第３セットはベーグルで伊藤を圧倒した。

世界ランク６８位の伊藤は、昨年のＵＳオープンでグランドスラム本戦デビューを飾っており、今年の全豪オープンで四大大会での初勝利を挙げていた。