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20日から始まる男子ツアー最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(英国/ロンドン、賞金総額507万ポンド、ハード)に出場するD・フェレール(スペイン)。トップ4に次ぐ5番目の選手として今大会への出場を決めている彼は、今シーズンは全豪オープンでベスト4、マスターズ大会でも2度の準優勝と好成績を残している。
男子ツアーでも屈指のリターン巧者として知られていたフェレールではあるが、2010年と2011年ではサービスゲームでのプレーが向上したことが好成績につながっている。
フェレールは2009年、サービスゲームを77%の確率でキープしているが、これはツアー全体で39位の数字となる。一方で2011年は、84%の確率でサービスキープに成功しており、これはツアー全体で13番目となり、R・ナダル(スペイン)と同じ確率であるばかりか、A・マレー(英国)よりも4%高い数値となっている。
しかし、それよりも注目すべきはブレークポイントのセーブ率となっている。
今年で29歳になったフェレールは2009年、ブレークポイントのセーブ率は59%となっており、これはツアーで35番目でしかなかった。しかし2011年は、このセーブ率が66%まで上昇、N・ジョコビッチ(セルビア)、JW・ツォンガ(フランス)らと並んでいる。ちなみに、R・フェデラー(スイス)の今季のブレークポイントのセーブ率は65%となっている。
ここで忘れてはならなないのが、フェレールはそもそもリターン巧者であるということ。2011年はセカンドサーブをリターンする時のポイント率、並びにブレーク成功率で4位の数字を残している。この2つのカテゴリーでフェレールを超えるのは、ジョコビッチ、ナダル、そしてマレーの3人となっている。
元々ツアーでトップクラスだったリターン力に加え、この2年で力をつけてきたサービスゲームを手に入れたフェレールが、今年のツアー最終戦でどのような戦いを見せてくれるかに注目が集まる。
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