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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(英国/ロンドン、賞金総額1460万ポンド、芝)は22日、女子シングルス2回戦がセンターコートで行われ、クルム伊達公子(日本)は第23シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)に7-6 (8-6), 3-6, 6-8の逆転で敗れ、3回戦進出はならなかった。
1996年以来となるセンターコートに登場したクルム伊達は、試合開始から今大会で5度の優勝を誇るヴィーナスを相手に積極的なプレーを展開、いきなり5-1と大量リードを奪う。しかし、ヴィーナスはここから5ゲームを連取して逆に6-5とリードする。
クルム伊達は第12ゲームでサービスをキープ、タイブレークに持ち込むと、6-2とセットポイントのチャンスを迎える。ここで再びヴィーナスが反撃に転じ4ポイントを連取するが、6-6からクルム伊達が2ポイントを連取して元女王のヴィーナスからセットを先取する。
第2セットでは、クルム伊達が再三のブレークチャンスを逃した一方、ヴィーナスが第3、第9ゲームでブレークに成功、勝敗の行方はファイナルセットに持ち越される。
天王山となったファイナルセット、ヴィーナスが第2ゲームでブレークに成功しゲームカウント2-0とリードを奪うが、直後の第3ゲームでクルム伊達がブレークバックに成功すると、お互いにサービスキープが続く展開となる。
お互いに決定的なリードを奪えないまま迎えた第14ゲーム、クルム伊達のサービスゲームをヴィーナスがブレークに成功しゲームセット、2時間56分のマラソンマッチを制したヴィーナスが3回戦に進出した。
この試合でクルム伊達は、試合を通して46本のウィナーをヴィーナスから決めたが、31本の凡ミスを犯していた。一方のヴィーナスは、45本のウィナーに対し凡ミスの数は24本だった。
試合後のインタビューに応じたヴィーナスは「彼女には最大の賛辞しかありませんし、勝ち進めて嬉しいです。試合終了のその時まで彼女は攻めていました。マッチポイントであってもです。私も良いアプローチを打ちましたが、彼女はほとんどパスを決めていました。」と、クルム伊達のプレーを称えた。
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