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女子テニスツアーのストラスブール国際(フランス/ストラスブール、賞金総額22万ドル、クレー)は火曜日にシングルス1回戦残り8試合を行い、クルム伊達公子(日本)が第1シードのM・バルトリ(フランス)との1回戦に臨んだが、2-6, 1-6と全く良いところを見せることなく敗れ去った。
トスに勝ったクルム伊達はサーブを選ぶが、いきなりラブゲームでブレークを許し、続くバルトリのサーブでは3度のブレークポイントを掴むも取れず、続く第3ゲームもブレークされて0-4とリードされてしまう。その後2ゲームを取り返しリズムに乗るかと思われたが、第7ゲームでもブレークされたクルム伊達は32分で第1セットを失う。
第2セットも第3ゲームで先にバルトリにブレークを奪われ、第5ゲームではダブルフォルトで再びブレークを許したクルム伊達は、サーブの調子を落としたバルトリに付け入ることが出来ず、その後も自身のサービスキープに苦しみ、わずか71分で敗れ去った。
試合を通して7度ものブレークポイントを握ったクルム伊達だったが、そのうち1度しか成功させることができなかった。何度もオンコート・コーチングを使い流れを変えようとしたが、結局リズムを掴むことが出来なかった。一方バルトリは、特に第1セットではブレークピンチの度にサービスエースを叩き出すなど、サーブでピンチをしのいだ。
バルトリは2回戦でE・バルタチャ(英国)と準々決勝進出を懸けて対戦する。バルタチャはこの日の1回戦で、M・リバリコワ(スロバキア)と対戦したが、第1セットを6-3で先取しところで、リバリコワが臀部の怪我を理由に途中棄権を申し入れリバルタチャに勝利が転がり込んだ。
その他、第2シードのA・ペトコビッチ(ドイツ)も予選勝者のA・グローネフェルド(ドイツ)を6-3, 6-1と危なげなく下した。第1セットでは1度ブレークを許したペトコビッチだったが2度のブレークをグローネフェルドから奪い先取。第2セットに入ると1度もブレークポイントを握らせなかったペトコビッチは3度のブレークを奪い1時間29分でグローネフェルドを倒した。
ペトコビッチはベスト8入りを懸けて主催者推薦のP・パルメンティエ(フランス)を6-2, 6-4のストレートで下したS・チャン(中国)と2回戦で顔を合わせる。
その他の試合結果は以下の通り。
L・フラデカ(チェコ共和国) (8) ○-× A・ローレ(アメリカ), 6-3, 6-4
S・フォレッツ(フランス) ○-× A・ボンダレンコ(ウクライナ), 6-4, 6-1
M・ルチッチ(クロアチア) ○-× C・マーケイル(アメリカ), 7-5, 7-6 (9-7)
A・コルネ(フランス) ○-× S・ミルザ(インド), 6-4, 4-6, 6-1
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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