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女子テニスツアーの最終戦であるWTAチャンピオンシップス(カタール/ドーハ、賞金総額455万ドル、ハード)は大会3日目の28日、マルーングループのシングルス2試合が行われ、C・ウォズニアキ(デンマーク)がF・スキアボーネ(イタリア)に3-6, 6-1, 6-1の逆転で勝利、準決勝進出とともに年度末ランキング1位の座を確定させた。
20歳のウォズニアキは、史上10人目となる世界ランク1位でシーズンを終えた選手となるだけでなく、1997年のM・ヒンギス(スイス)以来の若さで偉業達成となった。今季のウォズニアキは、ツアートップとなる6度のツアー優勝と61勝を果たしていた。
世界ランク1位についてウォズニアキは「本当に素晴らしいことです。子供の頃から夢見ていたことが叶いました。本当にハッピーですし、今年を通して達成してきたことを誇りに思います。」と喜びを語った。
この勝利によってウォズニアキは、ラウンドロビン・グループでS・ストザー(オーストラリア)に次ぐ2位の座を確定させた。一方のホワイトグループでは、K・クレイステルス(ベルギー)とV・ズヴォナレーワ(ロシア)がそれぞれ2位以上を確定させているが、順位は決まってはいない。
今大会のラウンドロビンで2勝すれば年度末ランキング1位の座を確定できたウォズニアキは、初戦を快勝したものの、続く2戦目でストザーに敗れていた。そしてこの日の3戦目では、スキアボーネに第1セットを先取される苦しい展開となった。
第1セットを失ったウォズニアキであったが、コーチでもある実父からオンコート・コーチングを受けると勢いを取り戻し、第2セット以降はスキアボーネを寄せ付けなかった。
「フランチェスカは本当に良いプレーを第1セットにしていましたし、ブレークするチャンスがありませんでした。何とかその場にとどまり、集中を切らさずに少し積極的なプレーを心がけました。そして彼女に試合を支配されないようにしたことが、助けてくれました。」
初戦でJ・ヤンコビッチ(セルビア)に快勝していたクレイステルスは、V・アザレンカ(ベラルーシ)を6-4, 5-7, 6-1で下し、ラウンドロビン2勝目を挙げている。
第2セットでは5-3とリードしながら追いつかれていたクレイステルスは「良い試合でしたが、第2セットを落としたのは残念でした。第3セットに入ると彼女のプレーのレベルが少し落ちましたし、第2セットでのプレーが影を潜めました。私は攻撃的なプレーに集中し、彼女に反撃のチャンスを与えないようにしました。」と、試合を振り返った。
この日のオープニングマッチでは、E・デメンティエワ(ロシア)がストザーを4-6, 6-4, 7-6 (7-4)の逆転で下し、ラウンドロビン1勝目を挙げている。しかし、ストザーは第1セットを奪った時点で、準決勝進出を確定させていた。
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