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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は金曜日に準々決勝を行い、月曜日に世界女王となる第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が元世界女王のA・イバノビッチ(セルビア)を7-6(7-1), 6-3のストレートで下し、見事、準決勝進出を決めた。
膝に故障を抱え、テーピングを何重にも巻いた姿でプレーをしたウォズニアキだったが、第1セットをタイブレークの末に奪うと、第2セットでも3-1とリード、そのまま試合に終止符を打った。ウォズニアキは今回、初めてイバノビッチから勝利をあげた。
イバノビッチはウォズニアキのサービスを2度ブレークしたが、9本のダブルフォルトを犯し、不安定なプレーをみせた。一方、ウォズニアキはプレッシャーをうまくかけ、11本のブレークポイントのうち3本をものにし、新旧女王対決を制した。
試合後、ウォズニアキは「世界1位になるけど、コート上では何も変わりがない。もちろん、世界1位を決めて初めて迎えた今朝は最高の気分だった。でもコート上では何も感じなかった。タフな試合になることだけ分かっていた。」と述べた。
また、ウォズニアキは故障について「そんなにひどいとは思っていない。問題ないことを願っているわ。故障したときはちょっと恐かったけどね。」と話している。
ウォズニアキは準決勝で第15シードのS・ペア(イスラエル)と対戦する。ペアは準々決勝でT・バシンスキー(スイス)を7-6(7-4), 6-4で下しての勝ち上がり。
ドローの他の山では、地元期待の第9シードN・リー(中国)が予選勝者のA・セバストバ(ラトビア)を7-6(10-8), 6-3で倒し、ベスト4入りを決めた。
世界ランク15位のリーは同55位のセバストバに対して第1セットは苦戦し、タイブレークにまで持ち込まれる。しかし同セットを奪うと、第2セットは5-2と大きくリードする。
そこからセバストバはブレークに成功、3-5とするが反撃もそこまで。第9ゲームでリーがセバストバのサービスブレークに成功、そのまま試合に終止符を打った。会場に詰めかけた地元観客は大きな歓声で勝利を祝った。
試合後、リーは「対戦相手のことをよく知らなかった。厳しい試合だった。」と話した。
リーは準決勝で第2シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)と対戦する。ズヴォナレーワは準々決勝で今年の全仏覇者で第5シードのF・スキアボーネ(イタリア)を6-0, 6-2で一蹴しての勝ち上がり。
スキアボーネはズヴォナレーワを苦手にしており、これで両者の対戦成績はズヴォナレーワの10勝0敗となった。試合時間はわずか54分だった。
試合後、ズヴォナレーワは「四大大会勝者にあっさりと勝てるとは思っていなかった。プレーには満足している。彼女にはチャンスを与えなかったわ。」と自信をのぞかせた。
今大会の優勝賞金は77万5500ドル。
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