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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額450万ドル、ハード)は金曜日に2回戦を行い、第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がノーシードのV・キング(アメリカ)を5-7, 6-2, 6-4の逆転で下し、3回戦進出を決めた。試合時間は2時間28分だった。
19歳のウォズニアキは第1セットを5-7で落としてしまうと、第2セットも0-2とリードされてしまう。しかし第3、5、7ゲームでサービスブレークに成功し、同セットを6-2で奪い返す。
天王山の最終セット、キングは強烈なストロークと時おり見せるドロップショットでウォズニアキを翻弄すると、第4ゲームでブレークに成功、3-1とリードする。第5ゲームでキープに成功したキングは、そのまま4-1とリードを重ねる。
1-4と大きくリードされてしまったウォズニアキだったが、得意の粘り強いプレーで第7、9ゲームと続けてブレークに成功し第2シードの意地をみせると、逆転で5-4とリード。最後はキングのバックハンドがベースラインを割り、大逆転で接戦に終止符を打った。
試合後、コートサイドのインタビューでウォズニアキは「すべてのポイントを奪いにいった。彼女(キング)はとってもとってもいいプレーをしていた。タフな試合だったけど、勝ててうれしい。」とほっとした様子で語った。
また逆転の戦略を聞かれて「(1-4とリードされた際に)彼女が勝つまでまだ8ポイントもある、と考え続けた。コートに立っている限りは走って戦い続けるわ。」と世界4位の貫録をみせた。
キングはこれまでトップ10選手に勝ったことがなく、今回も惜しいところで大金星を逃してしまった。
日本勢で唯一本戦インを果たしていた期待のクルム伊達公子(日本)は第15シードのF・スキアボーネ(イタリア)と対戦、第2セットは4-4まで粘ったものの最後は押し切られ、3-6, 4-6で敗退、会場を去ることになった。
その他の試合では第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)がO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ), 6-4, 4-6, 6-0で振り切った。また第5シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)はA・チャクエタゼ(ロシア)と対戦、6-2, 5-3とリードした時点でチャクエタゼが棄権したため勝利した。全豪でベスト4入りを果たした第18シードの鄭潔(中国)はS・シルステア(ルーマニア)を6-3, 7-5のストレートで下し、順調に3回戦進出を決めている。
残りの試合結果は以下の通り。シード勢が相次いで敗退するという混戦模様を呈している。
E・バルタチャ(英国) ○-× N・リー(中国) (7), 7-6 (10-8), 2-6, 7-6 (9-7)
M・シャラポワ(ロシア) (10) ○-× V・ドゥシェヴィナ(ロシア), 4-6, 7-5, 6-2
M・バルトリ(フランス) (11) ○-× P・エルコグ(スロベニア), 6-4, 6-2
N・ペトロワ(ロシア) (16) ○-× P・シュニーダー(スイス), 6-3, 5-7, 6-4
A・レザイ(フランス) (19) ○-× T・タナスガーン(タイ), 6-4, 7-5
S・ポン(中国) ○-× A・ボンダレンコ(ウクライナ) (20), 6-1, 6-4
J・クレイバス(アメリカ) ○-× S・リシキ(ドイツ) (22), 4-6, 7-5, 2-0, 途中棄権
A・モリック(オーストラリア) ○-× A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) (29), 6-4, 5-7, 7-6 (7-3)
K・フリッペンス(ベルギー) ○-× A・ウズニアッキ(カナダ) (30), 6-1, 6-2
G・ドゥルコ(アルゼンチン) (31) ○-× J・エナン(ベルギー), 6-2, 1-6, 6-4
M・キリレンコ(ロシア) (32) ○-× V・ラッツァーノ(フランス), 7-5, 6-3
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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