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男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップのワールドグループ1回戦チリ対イスラエル(チリ/コキンボ、クレー)は最終日の8日、リバース・シングルス2試合を行い、ホームのチリが勝利確定となる3勝目をあげ準々決勝進出を果たした。
2勝1敗とベスト8進出に王手をかけていたチリは、この日の第1試合にエースであるF・ゴンサレス(チリ)を起用、もう後がないイスラエルはD・セラ(イスラエル)にチームの命運を託した。
試合は要所でポイントを奪った世界ランク10位のゴンサレスが、同72位のセラに6-4, 6-4, 6-3のストレートで勝利、母国チリに3勝目をもたらした。この試合でゴンサレスは38本ものウィナーを放つなどし、格下のセラを圧倒した。
この結果、7月9日から行われる準々決勝でチリはチェコ共和国とホームで対戦することとなった。
今回の対戦において、チリは常に優位な状態にあった。チームにゴンサレスというトップ10選手がいるだけでなく、メンバーのほとんどがクレーコートを得意とする選手ばかり。対するイスラエルは、ハードコートを得意とする選手が大半を占め、クレーコートは苦手であった。
試合後の会見でセラは、自らのベストパフォーマンスではなかったことを認めるとともに、初日での敗戦を悔やんだ。「土曜日のシングルスで勝つべきだった。今日を2-1でリードした状態で迎えられれば、違った展開になっただろう。ゴンサレス相手に1-2では難しいと言わざるを得ない。」
一方、母国の勝利に大きく貢献したゴンサレスは「どんな形であれ勝利することが重要だった。僕たちは勝ててとても嬉しいし、たとえ小さなものであっても、震災の被害に苦しむ人達が幸せに感じてくれたらと思うよ。」と、いまだに2月27日に起きた大地震の被害に苦しむ人達へメッセージを送った。
また準々決勝の相手であるチェコについて「本当にタフな試合になるだろう。彼らのことは良く知っているし、とても尊敬しているチームだから、対戦するのは簡単なことではない。だけど、もし僕らが良いプレーをすれば彼らに勝てるさ。」と気を引き締めていた。
ゴンサレスはこの後、国際的なチャリティー機関の親善大使の一人として、震災の被害が大きい地域の視察を行う予定だ。
4試合目で勝敗が決したため消化試合となった第5試合では、J・アギラール(チリ)がH・レビ(イスラエル)に7-6 (7-3), 6-1で勝利、チリの4勝1敗で対戦を終えている。
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