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男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、賞金総額42万4250ドル、ハード)は日曜日に決勝を行い、第1シードのA・ロディック(アメリカ)が第2シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)を7-6 (7-2), 7-6 (9-7)のストレートで下し、見事、優勝を飾った。ロディックは優勝賞金6万3800万ドルを獲得した。
試合後、ロディックは対戦相手のシュティエパネックに向かって敗者の健闘を称える言葉を投げかけた。「君が昨年優勝していたのは知っていた。どんなボールでも諦めないのはすごい。脱帽だ。」
ロディックは第1セットをタイブレークで奪うと、第2セットは4-0、そして5-1と大きくリード。そのまま試合に終止符を打ってしまうのかと思われた。
しかし粘りが身上のシュティエパネックは何とか5-5に追いつくと、6-5と逆にリードを重ねる。しかし第12ゲームはロディックがキープし、第2セットも再びタイブレークへ。
タイブレークもロディックが6-1と再び大きくリードするが、意地をみせるシュティエパネックは5ポイント連取で6-6まで追いつくと、逆に7-6でリードし、セットポイントを奪う。
しかしロディックは得意のサービスで次の2ポイントを連続で奪うと、8-7と逆転でリードする。そこからシュティエパネックはサービスで痛恨のダブルフォルトを犯してしまい、ロディックの勝利で試合の幕が下りた。
ロディックは昨年10月に左ひざを痛めており、今大会が復帰戦となっていた。また。ロディックがオーストラリアの大会で優勝するのは初めてのこと。
ロディックは「休養後の最初の大会で優勝できるとは思っていなかった。1週間を振り返ってみて、よかったと思っている。」と話している。
一方のシュティエパネックは「(第2セットの)1-5からアンディ(ロディック)のようなサービス力を持つ選手のサービスをブレークして挽回できたのは大きなこと。決して諦めなかった。最後のポイントまで戦った。心の中で『昨年は優勝したんだ。この大会とは何か特別な縁があるはず』と繰り返していたんだ。最後は(ダブルフォルトで)失敗してしまったけどね。」と試合を振り返った。
18日から始まる全豪に向けて、前哨戦でいい成績を残せたロディック。ロディックは過去7年間の全豪で4度も準決勝に進みながら、タイトルが取れないでいる。27歳になったロディック。本人としては、今年こそは最高の結果を残したいところだろう。
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