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日曜日に行われたウィンブルドン男子シングルス決勝戦で、4時間16分に及ぶ熱戦を演じ惜しくも敗れたA・ロディック(アメリカ)は、今週末に行われるデビスカップのワールドグループ準々決勝を右臀部の怪我を理由に代表から外れると月曜日に発表があった。
グランドスラム決勝戦のファイナルセットで最多ゲーム数の記録となる16-14の30ゲームを含め77ゲームを戦ったロディックは、その第4セットの第8ゲーム中、ボールを追いかけ逆を付かれた彼は芝で足を滑らせて転倒してしまった。
顔をゆがめながら立ち上がったロディックは、ボールパーソンにタオルを要求し、汚れた手などをぬぐってそのままプレーを続け、ファイナルセットだけでも1時間半を超える死闘を戦い抜いた。
これまでロディックは、ポイントも賞金もかからないデビスカップにも積極的にアメリカ代表としてチームに参加し、18大会連続で出場していた。2007年に優勝した時も、エースとしてアメリカチームを導いていた。
ロディックの欠場で、代わって代表入りしたのが世界ランク23位のM・フィッシュ(アメリカ)。フィッシュは月曜日から始まった、アメリカはロードアイランド州ニューポートで行われるキャンベル殿堂テニス選手権に第1シードとして出場予定だったが、急遽デビスカップへ出場するため、同大会を欠場することになった。
監督であるP・マッケンロー(アメリカ)はロディックに対して「アンディはこれまでの9年間、アメリカ代表として必要可欠な選手だった。彼もそれに応えて、チームやチームメイトに多大な貢献をしたことは疑う余地もない。」と、その功績を大きく評価していた。
敵地クロアチアへ出向いて行われる準々決勝にフィッシュを一員として迎えることに対しても感謝の意を表していた。
「彼はデビスカップではベテランの域におり、直前の要請にも快く受け入れてくれたことには多大な感謝を表したい。こうして再び彼をシングルス要員としてチームに招くことを嬉しく思う。アンディがウィンブルドンで見せた勝ち上がりと、日曜日の決勝戦での4時間を越える素晴らしいプレーで、その疲労は計り知れず、今週末のデビスカップまでに回復できないことは当然のこと。」
フィッシュは同17位のJ・ブレーク(アメリカ)と共にシングルスに出場予定で、ダブルスにはダブルス・ランク1位のB・ブライアン(アメリカ)とM・ブライアン(アメリカ)の双子の兄弟が出場する。
対するクロアチアは、ウィンブルドンでベスト8入りし、同36位から27位へ上昇したI・カルロビッチ(クロアチア)と、同15位のM・チリッチ(クロアチア)を要する布陣で臨む。クロアチアは2005年に優勝している強豪。
その他の準々決勝は、アルゼンチンがチェコ共和国と、ロシアがイスラエルと、ドイツがスペインと、それぞれ後者へ訪れて試合が行われる。勝利した国は、9月18日から20日に行われる準決勝へ進出する。
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