女子テニスツアーのソニー・エリクソン・オープン（アメリカ/マイアミ、賞金総額４５０万ドル、ハード）は２８日、シングルス２回戦が行なわれ、第２３シードの杉山愛（日本）が登場したが、Ｅ・マカロバ（ロシア）に3-6, 4-6で敗れ、３回戦進出はならなかった。
この日の杉山は、世界ランク５４位のマカロバに対し、９本のブレークチャンスを得たものの、その内ブレークに成功したのはわずかに２本とチャンスを生かせなかった一方で、マカロバに４度のブレークを許し、１時間２１分で敗退した。
この日は上位陣にも波乱が起きており、第３シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）がその犠牲者となった。
この日最後の試合に登場した、世界ランク３位のヤンコビッチは、同３５位のＧ・ドゥルコ（アルゼンチン）と対戦するも、4-6, 6-7 (5-7)のストレート負けを喫し、早くも大会から去ることとなった。
今大会の上位３２シード選手は１回戦が免除されているため、この日の２回戦が初戦となった、第１シードのＳ・ウィリアムズ（アメリカ）は、主催者推薦のＡ・グラッチ（アメリカ）に6-2, 6-3で快勝、順当に３回戦に進出した。
過去７年間で５度も優勝するなど、今大会を抜群の相性の良さを誇るセリーナは、世界ランク１２４位の１９歳、グラッチに２度のブレークを許したものの、６度のブレークに成功、わずか６３分で試合を決めた。
そのセリーナの姉である、第５シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）は、Ｓ・ペア（イスラエル）を6-3, 6-3のストレートで下し、こちらも３回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｖ・ズヴォナレーワ（ロシア） (6) ○-× Ｔ・ガルビン（イタリア）, 6-4, 6-1
Ｎ・ペトロワ（ロシア） (9) ○-× Ｍ・クライチェック（オランダ）, 3-6, 6-4, 6-2
Ａ・ラドワンスカ（ポーランド） (10) ○-× Ｔ・タナスガーン（タイ）, 4-6, 6-3, 6-2
Ａ・コルネ（フランス） (14) ○-× Ｂ・ザーロバ・ストリツォバ（チェコ共和国）, 6-4, 7-6 (7-4)
Ｄ・チブルコワ（スロバキア） (16) ○-× Ｋ・シュプレム（クロアチア）, 6-4, 6-3
鄭潔（中国） (17) ○-× Ｊ・ジョルジュ（ドイツ）, 6-4, 6-2
Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン） (19) ○-× Ａ・クドリャフツェワ（ロシア）, 7-6 (7-3), 6-4
Ｋ・カネピ（エストニア） (21) ○-× ＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン）, 4-6, 6-4, 7-5
Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） (26) ○-× Ｓ・リシキ（ドイツ）, 6-2, 6-4
Ｎ・リー（中国） ○-× Ａ・ウズニアッキ（カナダ） (29), 7-5, 6-3
Ａ・グローネフェルド（ドイツ） ○-× Ｓ・エラーニ（イタリア） (30), 6-4, 6-3
Ｓ・ポン（中国） (32) ○-× Ｍ・サンタンジェロ（イタリア）, 7-5, 6-3
今大会の優勝賞金は７０万ドル。
（2009年3月29日14時39分）
世界6位 東京のバーでビンタされる 
