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男子テニスツアーのリヨン・グランプリ（リヨン/フランス、賞金総額７１万３０００ユーロ、カーペット）は２２日、シングルス１回戦残り４試合を行い、第４シードのＧ・シモン（フランス）が、Ｊ・モナコ（アルゼンチン）を2-6, 6-4, 6-1の逆転で下すなど、シード勢が順当に２回戦へ進んだ。

今季４５勝２３敗と好調なシモンは、先週行われたマドリッドのマスターズ・シリーズ準決勝で、世界ランク１位のＲ・ナダル（スペイン）を下すなど、自身初のマスターズ・シリーズ準優勝を飾り、初のトップ１０入りを果たしていた。２３歳のシモンは、今季４度目の優勝へ向けて、Ａ・セッピ（イタリア）と２回戦を行う。

その他、第７シードのＲ・ソデルリング（スウェーデン）がＴ・アシオンヌ（フランス）を6-4, 6-1で、第８シードのＰ・Ｈ・マチュー（フランス）もＧ・カニャス（アルゼンチン）を6-3, 6-4と、いずれもストレートで勝利し、順当に初戦を突破した。２００４年の今大会でツアー初優勝を飾ったソデルリングは、２００５年１月以来３度目の優勝を目指し、Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ）を6-2, 6-4で倒した予選勝者のＣ・ロクス（ベルギー）と、マチューは元世界ランク１位のＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）と、それぞれ２回戦を行う。

この日は、シングルス２回戦２試合も行われたが、第５シードのＴ・ロブレド（スペイン）が、Ｊ・ベネトー（フランス）に2-6, 2-6のストレートで敗れる波乱があった。地元フランスの声援を背にロブレドを下す金星を上げたベネトーは、ベスト８一番乗りを決め、５月に準優勝を飾ったカサブランカ大会以来の上位進出を果した。ベスト４入りを懸けて、第２シードのＲ・ガスケ（フランス）とＳ・ダルシス（ベルギー）の勝者と、準々決勝で対戦する。

同じく、地元の応援を力にしたのが、主催者推薦で出場のＪ・ウィアンナ（フランス）で、Ｎ・ラペンティ（エクアドル）を6-3, 1-6, 6-3のフルセットで下しての８強入り。初日の月曜日に、自身初となるＡＴＰ大会で勝利を飾ったウィアンナは、その勢いそのままに初のツアーベスト８入りを決めた。第４シードのシモンとセッピの２回戦の勝者と、ベスト４入りを懸けて対戦する。

今大会の優勝賞金は１１万５５００ユーロ。