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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ)
USオープン12日目は女子シングルス準決勝の2試合が行われ、トップシードのJ・エナン(ベルギー)がV・ウィリアムズ(アメリカ)を7-6(7-2), 6-4で、また第4シードS・クズネツォワ(ロシア)が第6シードA・チャクエタゼ(ロシア)を3-6, 6-1, 6-1で下して決勝進出を決めた。
クズネツォワは出だしこそスローだったが、第2セット、第3セットとまったく相手にプレーをさせない圧倒振りで、2004年に優勝して以来となる2度目の決勝に進んだ。
第1セットでは21ものエラーを連発したクズネツォワは、「最初はとても緊張していた。ボールが全然ラケットの真ん中に当たっていなかった。ボールを入れれば勝つ、はずせば負ける、という基本を自分に言い聞かせた。」と、苦境を脱した様子を語った。
その後形勢が逆転すると、今度はチャクエタゼが残り2セットで37のエラーを発するなど、全く逆の試合展開となった。
エナンはヴィーナスから互角の試合を迫られたものの、あらゆる角度からの攻めを決め、エラーも少なく着実にポイントを重ねた。
エナンは準々決勝でS・ウィリアムズ(アメリカ)を下しており、2試合連続でウィリアムズ姉妹を倒した。その雪辱を果たそうと挑んだヴィーナスだったが、第2セットは次第に疲れを見せ、一時は得意のサーブも時速70マイル台と乱れる場面もあった。
エナンは昨年に続く決勝進出となる。勝てば今季は全仏オープンに次ぐ2つめ、そして通算では7つ目のグランドスラム・タイトルとなる。2003年には今大会で優勝している。
エナンとクズネツォワは、これまで14勝2敗とエナンが優勢だが、今年5月のベルリンではクズネツォワが勝っている。
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