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(ポーランド、ソポト)
オレンジ・プロコム・オープン(賞金総額58万ドル、クレー)は2日、シングルス2回戦を行い、昨年覇者でトップシードのN・ダビデンコ(ロシア)が左足を痛めて棄権し、連覇の夢が絶たれた。この日は残りの2回戦を行いベスト8が出揃った。
世界ランク4位のダビデンコは、今年はM・バッサロ=アルグエッロ(イタリア)と対戦中に6-2, 3-6, 1-2としたところで足を負傷し、途中棄権に終わった。現在ランキング4位のダビデンコは「いつもは最後まで試合を続けるが、かなりの痛みがあり試合を続けるとさらに怪我が悪くなりそうだったから、途中棄権することにした。月曜日から左足のつま先に違和感があって、それも悪化して、結局左足の2箇所に故障が生まれてしまった。」と、その症状を語った。
現在26歳のダビデンコは、ウィンブルドン4回戦でM・バグダティス(キプロス)に負けてからも、得意のクレー大会で3大会連続の初戦敗退を喫するなど、最近は1勝4敗と精彩を欠いている。その不調を払拭するべく、来週から本格的にUSオープンへの準備に移る予定のダビデンコは、「カナダのマスターズ・シリーズへ向けて4~5日の休養が取れる。その間に何とか怪我が回復してくれることを祈るよ。」と、現在の心境を語った。
幸運な勝利が舞い込んだバッサロ=アルグエッロは、これが今季3度目の準々決勝進出で、ベスト4進出をかけてM・サバレタ(アルゼンチン)を4-6, 6-3, 7-5の逆転で退けたA・モンタネス(スペイン)と対戦する。
第2シードのT・ロブレド(スペイン)も苦戦を強いられ、予選勝者のS・ダルシスに1-6, 6-0, 7-5のフルセットで辛くも勝利をあげ、8強入りした。全仏オープンではベスト8入りを果たしたロブレドだったが、ウィンブルドン後のクレー大会では4勝3敗。準々決勝ではS・クーベック(オーストリア)と戦う。K・フリーゲン(ベルギー)を6-2, 3-6, 6-4で振り切ったクーベックはこれが2月以来のベスト8入りとなった。
今大会の優勝賞金は8万1千ドル。
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