ジョコビッチ快勝で１回戦突破◇クロアチア・オープン

（クロアチア、ウマグ）

クロアチア・オープン（賞金総額４８万８千９００ドル、クレー）は２３日、トップシードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）と第２シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）が１回戦に登場したが、明暗が分かれる結果となった。

ウィンブルドン以来の試合を行った世界ランク３位のジョコビッチは、予選勝者のＰ・アンドゥハルに6-1, 6-3で圧勝し、順当に２回戦へ進出を果たした。なお、アンドゥハルは予選でジョコビッチの実弟であるマルコ・ジョコビッチを倒していた。
ジョコビッチは７月７日に行われたウィンブルドン準決勝でＲ・ナダル（スペイン）と対戦中、左足の怪我のために無念の途中棄権で敗退した。また、全仏オープンでも準決勝で優勝したナダルに敗れていた。

世界ランク５位のダビデンコはＧ・シモン（フランス）と対戦したが、2-6, 6-2, 3-6のフルセットで敗れた。ダビデンコは、先々週のスイス・オープンではＧ・モンフィス（フランス）に、先週のオランダ・オープンでもＦ・セラ（フランス）に、いずれも初戦で敗れており、３週間連続１回戦敗退という不本意な結果に終わった。

その他、同大会過去４勝を誇るＣ・モーヤ（スペイン）が第６シードでエントリーしている。３０歳のモーヤにとってこの大会は１９９６年に初優勝し、２００１年からは３連覇を成し遂げる相性の良い大会。今年の１回戦では主催者推薦のＳ・ワウリンカ（スイス）との顔合わせとなる。昨年覇者のワウリンカは、先週のメルセデス・カップでも準優勝と好調を維持している。

２００４年に優勝を上げているＧ・カニャス（アルゼンチン）も第５シードで出場しており、１回戦は地元から主催者推薦のＲ・カラヌシッチ（クロアチア）と対戦する。

この日行われた１回戦の結果は、元全仏覇者のＧ・ガウディオ（アルゼンチン）がＲ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）に0-6, 4-6で敗れ去った。またその他の試合ではＣ・ベルロク（アルゼンチン）が予選勝者のＭ・ゴンサレスを6-3, 6-4で、Ｍ・チリッチ（クロアチア）がＭ・モンコート（フランス）を3-6, 6-4, 6-1の逆転で、予選勝者のＰ・リバが主催者推薦のＭ・ベリッチを6-2, 2-6, 6-4で下して２回戦へ進んだ。

今大会の優勝賞金は７万７千ドル。