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（イギリス、ウィンブルドン）

ウィンブルドンもいよいよ大会最終日を迎え、男子シングルス決勝で幕を閉じる。今年の決勝は第１シードのＲ・フェデラー（スイス）対第２シードのＲ・ナダル（スペイン）という世界中が注目する夢の対決となった。ウィンブルドン決勝で全仏オープン決勝と同じ対戦カードが実現したのは、１９５２年のＪ・ドロブニー対Ｆ・セッジマン戦以来のこと。

第１シードのＲ・フェデラーは現在、芝コートで４７連勝中。ウィンブルドンでも現在３連覇中で、もし今大会に優勝すれば、史上７人目、オープン化以降３人目の４連覇達成者となる（前回の４連覇はＰ・サンプラス（アメリカ））。「今回は初戦からとにかく真剣に取り組んでいる。ドローや相手は関係ない。ここまで納得のいく勝ち方で勝ち上がって来れて嬉しく思っているよ。」こう語るフェデラーだが、決勝で対戦するナダルには、対戦成績で今季４戦全敗、通算でも１勝６敗と大きく負け越している（ナダル以外の選手には５５勝０敗）。フェデラーは、「とにかく自分の芝でのプレースタイルにだけ集中して攻撃的に行くつもり。」とナダルとの戦いに向け気を引き締める。

一方のナダルは、自身初のウィンブルドン決勝進出。全仏制覇を果たした直後のウィンブルドンで決勝に勝ち進んだのは、１９９９年のアガシ以来の快挙。もしナダルが優勝すれば、１９８０年のＢ・ボルグ（スウェーデン）以来となる全仏・全英同年優勝となる。またスペイン人では、１９６６年のＭ・サンタナ以来、４０年ぶりのウィンブルドン制覇を狙う。


両者これまでの対戦成績は以下の通り。