女子テニスでダブルス世界ランク1位のT・タウンゼント(アメリカ)が16日に自身のSNSに投稿した動画が人種差別にあたるのではないかとして非難が殺到。その後すぐに謝罪したものの、波紋は広がり続けている。
>>【動画】人種差別だとして問題となった全米オープンでの口論シーン<<
現在ダブルス世界ランク1位に君臨している29歳のタウンゼント。
そのタウンゼントは、先日の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)のシングルス2回戦でJ・オスタペンコ(ラトビア)との試合後、ネットインによるポイントに謝罪がなかったことを巡って口論となった。当時、タウンゼントは自身が黒人であることから差別を受けたと訴えており、会見などでも強く主張していた。
しかし今回、タウンゼントは中国を訪れた際に、現地のビュッフェで提供されていた料理について動画を投稿。「なにこれ?今日どうなってんの?やばすぎる。こんなの見たことない」と驚きと戸惑いを交えたコメントで紹介した。
タウンゼントはさらに、「今リカバリー中なんだけど、正直ディナービュッフェで見たものにめちゃくちゃショック受けてる」と語り、料理の内容に強い驚きを示した。「本当にカエル、ウシガエルを殺してるんだよ。あれ毒あるんじゃなかったっけ?イボとかできるやつじゃなかった?」続けて、「カメも?しかもチリとか唐辛子とか玉ねぎと一緒に煮込まれてて。いやいや、これを料理にしちゃうんだ」と語った。
さらに、「結局食べたのはその中のちょっとだけ。総合的に言うと今のところ10点中2点かな」と、笑い混じりで率直な評価を述べた。また、「ザリガニまであった。手袋もしてさばいてた。まるでルイジアナにいるみたい。焼き串もあって、チキンや鶏の砂肝、ハツ、大きな肺までスライスされて出てた。鶏皮と玉ねぎの串まであった。もう、お、おう…って感じ。衝撃的だったわ」と、料理の数々を紹介した。
これらの一連の発言は人種差別に当たるのではないかとして批判が殺到。動画は現在削除されているが、批判を受けてタウンゼントは「世界中を旅し、文化の違いを体験できることに恵まれている自分が、今回の発言で不快な思いをさせてしまったことを深くお詫びします」と述べ、「言い訳はできないが、今後はより配慮ある行動を心がける」と謝罪した。
人種差別を非難していた立場から一転、今度は自らの発言が人種差別的だとして批判される立場となったことで、波紋を呼んでいる。
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