テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は5日、男子シングルス3回戦が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク52位のP・マルティネス(スペイン)に6-1, 6-3, 6-1のストレートで完勝し4年連続4度目のベスト16進出を果たした。
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23歳で世界ランク1位のシナーが同大会に出場するのは5年連続5度目。最高成績は2023年のベスト4となっている。
今大会は1回戦で世界ランク95位のL・ナルディ(イタリア)、2回戦で同93位のA・ブキッチ(オーストラリア)を下し3回戦に駒を進めた。
28歳のマルティネスとの顔合わせとなった3回戦、シナーはファーストサービス時に79パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークを与えず、リターンゲームでは肩の負傷によりサービスに苦しんだマルティネスから6度のブレークに成功。試合を通じてわずか5ゲームしか失わずに、1時間55分で16強入りを決めた。
シナーは今大会、3回戦まで全試合ストレート勝ちを収めており、失ゲーム数も3試合でわずか17となっている。これはオープン化以降、同大会で16強入りを決めた時点で失ったゲーム数として2004年に失ゲーム19を記録したR・フェデラー(スイス)の記録を抜き、1972年のJ・コデシュ(チェコ)の最少記録に並ぶ快記録となった。
シナーは会見で試合を振り返った。
「彼(マルティネス)が肩の問題に苦しんでいるのはみんなわかっていたと思う。確かに、彼のサーブをリターンするのは難しくなかった。でも、コートの後ろから見ていた印象では、お互い良いラリーができたと思う。もちろん、次のラウンドに進めてとても嬉しい」
また、失ゲーム数の記録でフェデラーの記録を超えたことについては「そういう記録は気にしていない。ラウンドが進むにつれて、状況があっという間に変わることは分かっている」と冷静に語った。
勝利したシナーは4回戦で第19シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは3回戦で世界ランク165位のS・オフナー(オーストリア)を下しての勝ち上がり。
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