男子テニスのHSBC チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は18日、シングルス2回戦が行われ、第8シードのJ・メンシク(チェコ)は世界ランク51位のR・バウティスタ=アグ(スペイン)に6-3, 3-6, 5-7の逆転で敗れ2回戦敗退となった。この試合で、メンシクは苛立ちを募らせラケットを投げると、これが観客席に入り警告を受けた。
>>【動画】投げたラケットが観客席へ!メンシクが警告を受けた場面<<
今季、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で決勝に進出し、N・ジョコビッチ(セルビア)を破ってツアー初優勝を飾るなど、若手選手として期待されている19歳で世界ランク17位のメンシクは、今大会1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同61位のC・ノリー(イギリス)を下し2回戦に駒を進めた。
37歳のベテランであるバウティスタ=アグとの顔合わせとなった2回戦、メンシクは第1セットを奪うも徐々に相手に主導権を握られると、第2セットでは第4ゲームで先にブレークを許す。そして、直後の第5ゲームでブレークバックのチャンスを逃したメンシクは苛立ちからラケットを投げると、これが観客席に入ってしまう。
幸にもラケットは観客には当たらず、メンシクには警告のみが与えられ、失格などの重い処分にはならなかった。
しかし、その後もバウティスタ=アグにリードされたメンシクは1セットオールに追いつかれると、ファイナルセットでは両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた終盤の第11ゲームで2度目のブレークを許し、逆転負けを喫した。
一方、若手相手に意地を見せ8強入りしたバウティスタ=アグは準々決勝で第4シードのH・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは2回戦で予選勝者で世界ランク98位のM・マクドナルド(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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