男子テニスのダラス・オープン(アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP500)は9日、シングルス決勝が行われ、世界ランク54位のD・シャポバロフ(カナダ)が第2シードのC・ルード(ノルウェー)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで破って優勝。ツアー通算3勝目をあげた。
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25歳で元世界ランク10位のシャポバロフは2023年シーズン途中から負傷でツアーを離脱し、昨シーズン復帰。2024年序盤は思うような勝ち星をあげられずにいたが、11月のベオグラード・オープン(セルビア/ベオグラード、室内ハード、ATP250)で念願となるツアー大会5年ぶりのタイトルを獲得した。
今大会は1回戦で世界ランク55位のM・キツマノビッチ(セルビア)、2回戦で第1シードのT・フリッツ(アメリカ)、準々決勝で第6シードのT・マハツ(チェコ)、準決勝では昨年王者で第3シードのT・ポール(アメリカ)という強敵たちを倒してきた。
決勝戦、シャポバロフは13本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに72パーセントの確率でポイントを獲得。ルードに1度もブレークを許さないサービスゲームを見せると、リターンゲームでは5度のチャンスを創出し、1度ブレークに成功。接戦となったものの、1時間40分でストレート勝ちをおさめた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシャポバロフのコメントが掲載されている。
「うれしいことが盛りだくさんだ。僕のキャリアではもちろん最大のタイトルだよ。今回は強さを維持して優勝できてうれしい。マハツやトミー(ポール)、カスパー(ルード)のような、僕より上のランクの選手と戦うのは、失うものが少ないんだ。自由にプレーできたし、頑張ることができた」
「けがからの復帰はとてもとても難しかった。テニスコートに戻ってこられるかどうかさえわからないことがたくさんあった。プレーできるようになっても、つらい日がたくさんあった。難しかったよ。いい日もあれば、膝が痛くて足が動かない日もあった。それでもみんな、僕をレベルアップさせるためだけでなく、コートに復帰させるためにたくさんの努力と犠牲を払ってくれた。今のようなプレーができるなんて信じられないよ。自分のプレーが戻ってきたような気がして、とてもうれしい」
“復活”を果たしたシャポバロフ。今後は、ファンも多い豪快な片手バックハンドを大きな大会で放つシーンもたくさん見られることになるだろう。
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