ジョコ×マレーどうなる?

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左からマレーとジョコビッチ(画像はウィンブルドン)
画像提供:ゲッティイメージズ

男子プロテニス協会は6日、公式サイトでN・ジョコビッチ(セルビア)A・マレー(イギリス)の新たなコーチ関係について、マレーの元コーチであるブラッド・ギルバートの分析を掲載した。かつてコート上で激しく競い合った2人が、今度は同じ目標に向かって手を取り合うという動きに注目が集まっている。

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ジョコビッチとマレーは、これまでに36回対戦。そのうちジョコビッチが25勝を挙げている。2人は7度グランドスラムの決勝でも対戦しており、世界の注目を集めた。今年のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で現役を退いたマレーにとって、ジョコビッチのサポートは新たなチャレンジとなる。

一方、ジョコビッチにとってはこの新しいタッグが次のステップになると見られる。ツアータイトル99回、グランドスラム24回の優勝経験を誇るジョコビッチだが、最近ではJ・シナー(イタリア)C・アルカラス(スペイン)といった若手選手が台頭しており、新たな刺激とサポートが求められている状況だ。

ギルバートは「ノヴァーク(ジョコビッチ)が何かを変えようとする予感はあった。彼は自分を奮い立たせる何かを必要としていた。そして、アンディ(マレー)との長年の関係性を活かすのは理にかなっている」と語る。

ギルバート自身もまた、選手からコーチへの転身を経験した1人だ。1994年に現役を引退した直後、A・アガシ(アメリカ)のコーチに就任。この経験を振り返り、ギルバートは次のように話している。

「選手を指導するには、その選手の視点で物事を見る必要がある。自分だったらどうするかではなく、アガシがどうするべきかに集中する必要があった。ノヴァークとアンディの関係もそのように築かれるだろう」

また、ジョコビッチにとって元世界ランク1位の選手をコーチに迎えるのは今回が初めてではない。これまでにもアガシやBo・ベッカー(ドイツ)といったレジェンドたちとタッグを組んできた。1987年5月に1週間違いで生まれた同世代のジョコビッチとマレーが、どのように力を合わせて新たな成果を生み出すのか。ファンや専門家の間で期待が高まっている。


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