男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)は1日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第10シードのS・チチパス(ギリシャ)を7-5, 6-4のストレートで破り、2021年以来3年ぶり3度目のベスト4進出を果たした。
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上位8シードは1回戦免除のため2回戦から登場した世界ランク3位のズベレフは、初戦で同39位のT・フリークスポール(オランダ)、3回戦で同20位のA・フィス(フランス)を下し8強入り。一方のチチパスは1回戦で同54位のR・カルバレス バエナ(スペイン)、2回戦で同22位のA・タビロ(チリ)、3回戦で同29位のF・セルンドロ(アルゼンチン)を下しての勝ち上がりとなった。
過去、ズベレフの5勝10敗で迎えたこの一戦、ズベレフは9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得。チチパスのブレークを0に抑えると、リターンゲームでは各セット1度ずつブレークに成功。1時間41分で拮抗した試合を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはズベレフのコメントが掲載されている。
「試合全体を通して、彼(チチパス)のレベルはとても高かったと思う。でも、試合に入ってからは自分のリズムがつかめて、だんだん気持ちよくプレーできるようになったんだ」
大会初制覇を狙うズベレフは準決勝で第13シードのH・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは準々決勝で第9シードのA・デ ミノー(オーストラリア)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第15シードのU・アンベール(フランス)、世界ランク21位のK・ハチャノフが4強へと駒を進めた。
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