全日本Jr&ウィンブルドンV 川口孝大とは

ユニクロ/tennis365.net
錦織圭から指導を受ける川口孝大
画像提供:ユニクロ/tennis365.net

日本ジュニアの各年代の頂点が決する大会、ユニクロ 全日本ジュニアテニス選手権 2024(日本/東京、ハード、有明テニスの森公園 テニスコート)が26日に開幕する。開幕に先立ち、一昨年の男子12歳以下で単複優勝、昨年の男子14歳以下でシングルス準優勝・ダブルス優勝を飾った川口孝大がインタビューに応じた。

ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権は、18歳以下の選手が男女シングルス・ダブルスの各部門で競う国内最高峰のジュニアテニス大会。今年からは男女混合のシングルス形式の車いすテニスの部も加わる。

同大会のアンバサダーは、ユニクロのグローバルブランドアンバサダーである錦織圭と元プロ車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾が務めている。

また、各カテゴリーのシングルス男女優勝者8名と、フェアかつベストプレーの姿勢で臨んだ選手を全カテゴリーの中から大会推薦として男女1名選出し海外合宿に招待する。

海外合宿では錦織とのヒッティングや、海外選手との練習の機会が提供される。

今回インタビューに応じた川口は、一昨年12歳以下の男子シングルスで優勝したことで初めてこの海外合宿に参加。昨年は14歳以下の男子シングルスで準優勝に終わったものの、大会推薦として2年連続で海外合宿に参加した。

その川口は先月行われたウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)男子14歳以下のシングルスでも見事優勝を果たしている。

東京都出身で現在中学3年生の川口。今回、普段練習を行っている八王子庭球塾での練習前に話を聞いた。

Q. テニスを始めたのはいつ頃ですか?

4歳です。お兄ちゃんがやっていたので、僕も始めました。最初は週1回くらいでしたが、小学校1年生くらいからちょっとずつ試合に出始めました。

Q. そこから全国レベルの大会に出れるようになったのはいつ頃でしたか?

初めての全国大会は小学校6年生で出た全小(全国小学生テニス選手権)でした。この時はベスト16でした。

その後、一昨年の全日本ジュニア(12歳以下)でシングルスとダブルスで優勝しました。去年の全日本ジュニア(14歳以下)はシングルスで準優勝、ダブルスは優勝でした。

Q. 得意なショットを教えてください。

得意なショットは回り込みのフォアの逆クロスです。昔から結構回り込みが多かったので得意だなと思っています。

Q. バックハンドはいかがですか?

バックはフォアよりミスが少なくて安定しているんですけど、フォアほど展開力というか、自分が主導権を握れる球は持っていないかなと思います。でも苦手意識はありません。


川口孝大 [画像提供:tennis365.net]

Q. 好きな選手はいますか?

錦織選手とC・アルカラス(スペイン)選手です。

錦織選手は(全日本ジュニアの)海外派遣で一緒に打ったんですけど、全然ミスらないしずっと球が深くて、球の伸びも全然違いました。

アルカラス選手はウィンブルドンで練習だけ見ました。球の音が凄かったです。サーブとかもめちゃくちゃ速くて、しかもほとんどミスらないし、ドロップとかもすごいところに入っていてレベルが違うなって思いました。

Q. 今のお話にあった全日本ジュニアの海外合宿についてですが、このプログラムの存在は知っていましたか?

1年目の12歳以下の時は知らなくて、優勝して初めて知りました。去年はあることが分かっていたので、いつも以上に試合に負けられないという気持ちがありました。準優勝でやっぱり悔しかったんですけど、そこまでは自分的にベストなプレーができていたので嬉しい部分もありました。

でもやっぱり優勝したかったですし、決勝のような舞台に立つと緊張してミスが多くなってしまうので、そこが自分の課題かなと思います。

Q. プログラム中に海外の選手とも練習したと思いますが印象を教えてください。

1年目の時は初めての海外だったので、やっぱり日本人と打っているのと違って球がすごく重くてめちゃくちゃびっくりしました。

2年目は球が重いってわかっていたので、1年目よりも弾かれずにしっかり自分も前に体重を入れてボールが打てました。1年目より普通にラリーができていたと思います。

Q. 錦織選手から何かアドバイスは貰いましたか?

1年目は自分は結構ガシャリ(ミスヒット)が多かったので、ちゃんと打点を見て打つように言われました。その後もそれを意識するようになって、昔よりも少しずつガシャリが減っていきました。

2年目は、結構良くなっているからあとは足の動きを打点に入るときに細かくって言われました。


海外合宿で錦織圭から指導を受ける川口孝大 [画像提供:ユニクロ]

Q. 海外合宿に2回参加して、考え方に何か変化はありましたか?

行く前は全然海外のこととか気にしていなかったんですけど、海外の選手のことも考えながら練習するようになりました。やっぱり日本の選手よりも球が返ってくるので、球出しの時とかも前よりも相手のことを意識しながら打つようになりました。

Q. 今年は7月ウィンブルドンで優勝を飾りました。率直な感想を教えてください。

緊張はしたんですけど、ウィンブルドンでプレーできること自体がすごく楽しかったですし、優勝できてめちゃくちゃ嬉しかったです。

1回戦がとても良くて、自分の思った通りにプレーできました。そこから自信がついて、2回戦以降も思い切ったプレーができました。

優勝できるとは思っていなかったんですけど、やっていくうちに自分のプレーが良かったのでいけるかなと思い始めました。

Q. 芝コートでのプレーが合っていたのでしょうか。

芝コートでのプレーは初めてだったんですけど、すごい相性が良かったです。肩より下の打点が僕は好きなんですけど、あまり弾まないのでそこらへんの打点で打てました。

あとは左利きのスライスサーブとかが効果的で、サーブからの3球目の展開とか、フォアハンドの逆クロスとかがしやすくて、簡単にキープができたので相性が良かったです。

Q. 直近の目標を教えてください。

まずは全日本ジュニア(14歳以下)で優勝するのと、あとはこれからITFの大会とかを回って、そこでいい成績を出せるように頑張りたいです。

Q. 今後の進路と将来の目標を教えてください。

(中学卒業後は)通信高校に通いながらITFツアーを回ろうと思っています。

将来的な目標はグランドスラムで優勝することです。あとはアルカラス選手とかのように、アグレッシブなプレーで観ている人を驚かせるプレーをしたいです。


川口孝大 [画像提供:tennis365.net]

【ユニクロ 全日本ジュニアテニス選手権 2024】
●日程
・男女12歳以下、14歳以下
8月26日~8月31日

・男女16歳以下・18歳以下
9月1日~9月6日

・車いすテニス
9月4日~9月6日

●会場
有明テニスの森公園 テニスコート(使用コート:屋外コートNo.1-22 / 屋内コート 有明コロシアムおよびインドアNo.1-8)


昨年の海外合宿 [画像提供:ユニクロ]


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(2024年8月24日11時57分)
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