100年ぶりメダル獲得の快挙

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銅メダル獲得を決めたムセッティ
画像提供:ゲッティイメージズ

パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は日本時間4日(現地3日)、テニス競技の男子シングルス3位決定戦が行われ、第11シードのL・ムセッティ(イタリア)が第13シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4, 1-6, 6-3のフルセットで破り、銅メダルを獲得。同種目でイタリア勢がメダルを獲得するのは100年ぶり2人目の快挙となった。

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22歳で世界ランク16位のムセッティは今大会、1回戦で世界ランク31位のG・モンフィス(フランス)、2回戦で同37位のM・ナヴォーネ(アルゼンチン)、3回戦で第7シードのT・フリッツ(アメリカ)、準々決勝で第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)を下し4強入り。しかし、準決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に屈し3位決定戦に回ることとなった。

この日の第1セット、第1ゲームで2本のダブルフォルトを犯すなどミスが目立った世界ランク19位のオジェ アリアシムに対しムセッティは粘りのプレーでブレークに成功。第8ゲームでブレークバックを許したものの第9ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。

しかし、続く第2セット、第2ゲームでブレークを許したムセッティは直後の第3ゲームでブレークバックのチャンスを掴むも活かせず。終盤となる第6ゲームで2度目のブレークを許すと1ゲームしかキープできず、1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続くも第8ゲームでムセッティが先にブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームをキープし、接戦の末に銅メダル獲得を決めた。

なお、テニスが正式種目として採用されたオリンピックの男子シングルスでイタリア勢がメダルを獲得するのは、1924年のパリ大会で銅メダルを獲得したU・モルプルゴ(イタリア)以来、100年ぶり2人目の快挙となった。


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