男子テニスで世界ランク１９位のＢ・ペール（フランス）がカムバック賞（The Comeback Player of the Year Award）を受賞した。また２１日にはATPシングルスランキング１００位以内で最も若い選手に贈られる年間最優秀新人賞（The ATP Star of Tomorrow Award）にＡ・ズベレフ（ドイツ）が表彰された。

ペールは左膝の怪我の影響により今年の２月に世界ランキングを１４９位まで落としてしまうが、下部大会などで結果を残して徐々に調子を取り戻し、７月のスウェーデン・オープンではツアー初優勝を飾った。

その後も全米オープン初戦で錦織圭（日本）を破る金星をあげ、その後も元世界ランク５位のＴ・ロブレド（スペイン）に勝利するなどでグランドスラム初のベスト１６入り。さらに楽天ジャパン・オープン準決勝では再び錦織を下す活躍を見せ、現在の世界ランキングは自己最高の１９位を記録している。

カムバック賞の候補者にはＡ・ベデネ（スロベニア）、Ｊ・ソック（アメリカ）、Ｊ・ミルマン（ロシア）があがっていた。

この賞の過去にＲ・ナダル（スペイン）、Ｄ・ゴファン（ベルギー）、Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）らが受賞している。

一方、ズベレフが受賞した年間最優秀新人賞は、過去に昨年はＢ・チョリッチ（クロアチア）、２０１３年はＪ・ヴェセリ（チェコ共和国）、２００８年には錦織、現在トップで活躍する選手達が受賞している。