西岡良仁 Vでトップ50返り咲き

アトランタOPで優勝を飾った西岡良仁

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニスの７月２９日付ATP世界ランキングが更新され、アトランタ・オープン（アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250）で優勝を飾った西岡良仁が順位を３６上げ５０位に浮上し、約７ヵ月ぶりにトップ５０に返り咲いた。

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２８歳の西岡は今季開幕から苦戦。６月序盤までツアー大会とチャレンジャー大会で２回戦を突破できない日々が続くと、６月１０日付の世界ランキングでは約２年ぶりにトップ１００から陥落し、現在行われているパリオリンピック（フランス/パリ、レッドクレー）の出場権も逃した。

それでも西岡はここから徐々に調子を上向かせると、予選から出場した６月下旬のロスシー国際（イギリス/イーストボーン、芝、ATP250）で８強入り。その後、これまでキャリアでマッチ１勝と苦手としてきたウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）でも初戦を突破し２回戦に進んだ。

そして前週のアトランタ・オープンに出場した西岡は、第３シードのＦ・ティアフォー（アメリカ）らを破り決勝に進出。現地２８日に行われた決勝では第４シードのＪ・トンプソン（オーストラリア）を4-6, 7-6 (7-2), 6-2の逆転で破り、２０２２年１０月のユジン韓国オープン（韓国/ソウル、ハード、ATP250）以来、約１年１０ヵ月ぶりとなるツアー３度目の優勝を成し遂げた。

この結果、西岡は今週更新の世界ランキングで５０位となり今年１月１日付の世界ランキングで４７位を記録して以来、約７ヵ月ぶりに世界ランキングでトップ５０復帰を果たした。

優勝後に自身のXを更新した西岡は「よく耐えてよく攻めた１週間でTOP５０へと帰ってきました。ツアー３勝目。今年の結果からトロフィーが増えるとは思っておらず、自分がびっくりしています。時差ある中沢山の応援ありがとうございました！」とコメントした。

西岡は今週行われるムバダラ・シティ・オープン（アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500）にも出場する予定となっており、同大会の１回戦では世界ランク８２位のＡ・コバチェビッチ（アメリカ）と対戦する。