テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は4日、男子シングルス2回戦が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク277位のJ・ファーンリー(イギリス)を6-3, 6-4, 5-7, 7-5で破り、4年連続18度目の3回戦進出を果たした。試合後、勝利したジョコビッチは「とても苦労した」と明かした。
>>ジョコビッチ、シナーら ウィンブルドン組合せ<<>>シフィオンテクら ウィンブルドン組合せ<<37歳のジョコビッチは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で右ひざを負傷し準々決勝を前に棄権すると、その後手術を敢行。ウィンブルドン出場が危ぶまれていたが参戦を決め、1回戦では世界ランク123位のV・コプリバ(チェコ)をストレートで破り、初戦を突破した。
そして2回戦、ジョコビッチは第1・第2セットで1度ずつブレークに成功し2セットアップと勝利に王手をかける。第3セットでは第5ゲームで先にブレークに成功するも、その後は反撃を許し2度のブレークを許しセットカウント2-1とされる。
それでも第4セット、第6ゲームで2度のブレークポイントを凌いだジョコビッチは終盤となる第11ゲームでブレークに成功。直後の第12ゲームをキープし、3時間で勝利した。
試合後のオンコートインタビューでジョコビッチは「彼(ファーンリー)は素晴らしいプレーを見せた。2日前まで彼のプレーを見る機会がなかった。ウィンブルドンで彼と対戦するのは常に厳しいものになるだろうね。ほとんどのイギリス人選手は芝のコートや速いサーフェスで育っているのでプレーの仕方を知っているからね」とコメント。
「彼のサーブはとても良かったと思うし、ブレークするのは難しかった。とても苦労したよ。第4セットでブレークダウンしなかったのは少し幸運だった。3セットで試合に勝てたかもしれないけど第4セットでの彼のプレーぶりからすると第5セットに突入してもおかしくなかった。しかし、そうならなかったのはとてもうれしいことだね」
「第3セットと第4セットでは、自分のコンディションにあまり満足していなかった。いまいちで、つらい日もある。もちろん、ネットの向こう側の対戦相手次第の時もある。今日、彼は高いレベルでプレーしたけど勝利することができて良かった」
勝利したジョコビッチは3回戦で世界ランク47位の
A・ポピリン(オーストラリア)と対戦する。ポピリンは2回戦で第30シードの
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)を3-6, 6-4, 4-6, 6-4, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
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