男子テニスのユニクレジット・フィレンツェ・オープン(イタリア/フィレンツェ、ハード、ATP250)は15日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク75位の
J・J・ウルフ(アメリカ)が同99位の
M・イメル(スウェーデン)を6-4, 6-4のストレートで破り、ATPツアー初の決勝進出を果たした。
この試合の第1セット、23歳のウルフはファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得。第1ゲームでブレークに成功するも第4ゲームでブレークバックを許す。それでも第7ゲームで2度目のブレークを奪い、先行する。
続く第2セットでは第6ゲーム終了時点で互いに2度ずつブレークを奪い合う。その後の第8ゲームで1度のブレークポイントを凌いだウルフは第9ゲームで3度目のブレークに成功し、1時間30分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPはウルフのコメントを掲載し「気を引き締めて、チャンスを待った。彼(イメル)はとてもアグレッシブで、ディフェンスからオフェンスへの切り替えがとても早い。何が起こるか分からなかった」と語った。
「決勝に進出したことがないから、明日が楽しみだよ。結果は気にしないで、今までやってきたことを続けていくつもりだよ」
勝利したウルフは決勝で第1シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは準決勝で第3シードの
L・ムセッティ(イタリア)を6-2, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
ツアー初優勝を狙うウルフと今年2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)に続くキャリア2勝目に王手をかけるオジェ アリアシムは初の顔合わせ。
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