男子国別対抗戦のATPカップ(オーストラリア/シドニー、ハード)は3日、グループDのアルゼンチンとギリシャが激突。同一戦では世界ランク4位の
S・チチパス(ギリシャ)がシングルスの今季初戦を戦ったが、同13位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)に7-6 (7-5),3-6,3-6の逆転で敗れた。試合後チチパスは昨年負傷した右ひじの回復具合について不安を語っている。
>>大坂vsコルネ 1ポイント速報<< >>ATPカップ組合せ・結果<<チチパスは昨年11月の最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に出場したものの、右ひじに抱えていた負傷の悪化により大会途中に棄権。その後手術を受けリハビリを行っていた。
そして今月1日のATPカップ初戦ではシングルス出場を回避しダブルスで参戦。勝利して試合を行える状態にまで回復してきたことをアピールした。3日に行われたシュワルツマンとのシングルスでは第1セットだけで5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに80パーセントの高い確率でポイントを獲得。ブレークを許すことなくタイブレークを制し上々の立ち上がりを見せた。
しかし、第2セット以降はシュワルツマンとのラリー戦でポイントを落とし逆転負け。ファイナルセットでは8度のブレークチャンスを与えるなど押し込まれる展開が増えた。
試合後の会見でチチパスは「このレベルで自分のプレーを確認することができて良かった。良い意味でまさかこんなことになるとは思っていなかったよ。2週間前には怖くて打てなかったボールも打てるようになったし、いい方向に向かっていると思う」と語った。
「試合自体も接戦だったし楽しめた。負けたけど良かった。戦うことができたからね。観客が作り出す雰囲気も楽しめた」
「(右ひじについては)少し痛みがある。それは普通のことだ。この1カ月で1番サービスを打ったしね。50本とか打つ練習はしていたんだけど、今日はそれよりも遠くまで来てしまった。次の試合はまだあるけど、体調は本当にどうなるかわからない。今日のような試合をしたあとに明日どうなっているか、は1つの懸念事項だ。ダブルスをやったときも次の日はサービスが打てなかったんだ。かなり痛みを感じた」
最後にチチパスは17日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)に向けた抱負と思いを明かした。
「全豪オープンが始まるまではまだ時間があるし、正しい行動をとってドクターの言うことに従えば100パーセントのパフォーマンスができると思うんだ。11月の手術をするときに、ドクターでさえも全豪オープンに出場してプレーするのが良いことかどうか迷っていた。でも、僕のけがの回復は他の選手に比べても良い方で彼も驚いていたよ」
ATPカップのグループリーグで0勝2敗となったギリシャは5日に行われる第3戦で、ジョージア代表と対戦。チチパスはシングルスで世界ランク22位の
N・バシラシヴィリ(ジョージア)と顔を合わせることが決まっている。
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