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デルポトロを破って、決勝進出を決めたジョコビッチ |
画像提供: 神 仁司 |
男子テニスツアーの最終戦であるATPワールドツアーファイナルズ大会7日目の準決勝で、N・ジョコビッチ(セルビア)(1位)が、J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(7位)を、4-6, 6-3, 6-2で破り、ツアー最終戦で2008年以来2度目の決勝進出を果たした。
第1セットは第8ゲームまでお互い譲らず、緊迫したサービスキープが続くが、第9ゲームで、フォアストロークを強気に打つデル=ポトロが、ジョコビッチのミスを誘ってブレークに成功して均衡を破り、これを活かしてセットを先取した。
第2セットも、第3ゲームをデル=ポトロが先にブレークしたが、第4ゲームでデル=ポトロのストロークミスが増え、ジョコビッチが初めてブレークに成功すると息を吹き返した。
ジョコビッチはロングラリーになると主導権を握り、先に仕掛けてウィナーを奪ったり、デル=ポトロのミスを誘ったりして、第8ゲームもブレークに成功してセットオールとした。
ファイナルセットでは、ジョコビッチが2ブレークして勝負を決め、世界ナンバーワンらしい逆転勝ちを収めた。
「第2セットの中盤から試合の最後まで、ノール(ジョコビッチ)が、彼のゲームを向上させた。今日、彼は勝利にふさわしい。ノールは、本当にいいリターンをした。試合をとおしてベストプレーができなければ、彼を倒すのは本当に難しい」(デル=ポトロ)
「彼はビッグサーバー。できるだけたくさんのリターンをコートに返し、ラリーを試みるのが、自分にとってキーだと気づいた。カムバックできると信じていた」(ジョコビッチ)
ナイトセッションでは、R・フェデラー(スイス)(2位)が、A・マレー(英国)(3位)を、7-6 (7-5), 6-2で下し、3年連続で決勝進出を果たした。
「体も心もベストを尽くして、明日はトロフィーを手にしたい」と語るジョコビッチが勝てば、08年マスターズカップ以来2度目の優勝、フェデラーが勝てば大会3連覇で、史上最多の7回目の優勝となる。
(文・写真/神 仁司)
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