男子テニスツアーのモビスター・オープン（チリ/ヴィニャ・デル・マール、賞金総額３９万８２５０ドル、クレー）は１月３１日から始まり、初日はシングルス１回戦８試合が行われ、第３シードで前年度チャンピオンのＴ・ベルッチ（ブラジル）がＦ・ボランドリ（イタリア）を6-2, 6-2と危なげなく下して、大会２連覇へ好スタートを切った。
今大会のオープニング・マッチに登場した世界ランク３１位のベルッチは、同８６位のボランドリから、第１セットでは２度、第２セットでは３度のブレークを奪い、わずか６２分で勝利を飾った。
「今日の結果には満足している。思ったより簡単に勝利を上げられたことは、大会初戦としては嬉しいし、この環境に慣れるためにも良いこと。今年の目標は去年と同じ結果を残すこと。今年も去年と同じように乾燥していてちょっと早いサーフェースで、それは自分のプレーにマッチしているんだ。」と語るベルッチは、Ｒ・マシャド（ポルトガル）と主催者推薦のＦ・リオスの勝者と２回戦で戦う。
その他のシード勢もこの日は順当な勝ち上がりを見せた。第４シードのＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）は予選勝者のＪ・アギラール（チリ）を6-3, 7-5のストレートで、第５シードのＰ・スタラーチェ（イタリア）は主催者推薦のＰ・カプデビル（チリ）を3-6, 6-3, 6-4で、第６シードのＴ・ロブレド（スペイン）もＦ・ジル（ポルトガル）を2-6, 6-3, 6-4といずれも逆転で破り２回戦進出を決めた。
ロブレドは「今日は勝てて嬉しいよ。前回彼（ジル）との対戦では負けていたからね。第１セットを取られて、第２セットも先にブレークを許す展開からの逆転だった。日差しも強くてコートも早い、標高も高くて難しいコンディションで、お互いやりづらい状況だった。」と勝利に喜びを隠せなかった。
その他の試合結果は以下の通り。
Ｉ・アンドレエフ（ロシア） ○-× Ｅ・シュワンク（アルゼンチン）, 6-3, 7-6 (7-4)
Ａ・ラモス（スペイン）=ビノラス ○-× Ｌ・メイヤー（アルゼンチン）, 6-4, 6-4
Ｐ・アンジャー（スペイン） ○-× Ｐ・ルクザック（オーストラリア）, 6-4, 6-4
Ｒ・メロ（ブラジル） ○-× Ｒ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）, 6-4, 6-7 (5-7), 7-6 (8-6)
今大会の第１シードはＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）でＣ・ベルロク（アルゼンチン）と、第２シードはＪ・モナコ（アルゼンチン）でＭ・ゴンサレス（アルゼンチン）と、それぞれ火曜日の１回戦に登場する。
今大会の優勝賞金は６万８８５０ドル。
（2011年2月1日13時54分）
ズベレフ 思わぬ形で全仏OP8強 
