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ATPが主催する男子テニスのシニアツアーの最終戦、ブラックロック・マスターズ・テニス(ロンドン/ロイヤル・アルバート・ホール)は4日、予選グループAのC・ピオリーヌ(フランス)とJ・マッケンロー(アメリカ)の試合を行い、ピオリーヌが6-3, 6-4で勝利、予選2勝目を上げグループBの首位に躍り出た。
39歳のピオリーヌは、この日はサーブが好調でわずか1時間15分でマッケンローに勝利した。この勝利により、予選グループトップとなったピオリーヌは、土曜日に予定されているP・サンプラス(アメリカ)との対戦を残すのみとなった。ピオリーヌとサンプラスは現役時代、1993年の全米オープン決勝と1997年のウィンブルドンの決勝で対戦があり、その両方でサンプラスが勝利している。
サンプラスとの対戦についてピオリーヌは「あの2回のグランドスラム決勝は過去のものだけど、もちろんその内の1つくらいは勝てたらなぁと思うよ。試合は面白くなると思う。なぜならピート(サンプラス)と対戦するのは8年か10年ぶりくらいだし、もし僕が勝てばリベンジにもなるしね。」とコメントした。
ピオリーヌはさらに続けて「ピートのサーブやボールの打ち方を見ると、彼は今でも世界のトップ20か30くらいの実力があると思う。だけど僕のプレーも良いし、サーブの調子も良いから、チャンスはあると思うし、もし勝てれば日曜の決勝に進出できるしね。」と語った。
この日の試合でピオリーヌより10歳上のマッケンローは、12本のエースを決めたピオリーヌのサーブの前に、苛立ちを隠そうともしなかった。
第1セットでは、序盤でのブレークに成功したピオリーヌが4-1とリードを広げると、そのまま順当にサービスゲームをキープしセットを先取する。第2セットではゲームカウント3-3まで競り合う内容だったが、第7ゲームでピオリーヌがブレークに成功しリードを奪うとそれを守りきり、最後はセンターへのエースで試合を締めくくると、マッケンローは両手を上げ降参するしかなかった。
ピオリーヌとサンプラスは現役時代に9度の対戦があり、ピオリーヌはグランドスラム14勝を誇るサンプラスに1度も勝利したことがない。土曜日に予定されている両者の対戦では、今大会の決勝進出だけでなく、1993年の全米オープンと1997年のウィンブルドンでピオリーヌの四大大会優勝の夢を打ち砕いたサンプラスへのリベンジもかかる。
この日の他の試合では、昨年の今大会の準優勝者であるG・フォルジェ(フランス)がP・キャッシュ(オーストラリア)を6-4, 4-6, [10-2]で下している。
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