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パシフィック・ライフ・オープン（アメリカ、カリフォルニア州インディアン・ウェルズ、マスターシリーズ、賞金総額３５８万９千ドル）は現地１５日男子シングルス２回戦を行い、昨年覇者で第２シードのＲ・ナダル（スペイン）や、第３シードＮ・ジョコビッチ（セルビア）らが順当に３回戦進出を決めた。

ナダルは予選通過のＳ・ヒラルド（コロンビア）を6-3, 6-3で退けて１時間ほどの試合でけりをつけた。
「去年のいい思い出があるこの場所に戻ってきてとても嬉しい。僕には特別な場所だ。」と、タイトル防衛にむけて好発進したナダルは語った。

一方ジョコビッチはこの日の強風に悩まされたか、Ａ・セッピ（イタリア）に思わぬ接戦を強いられたが、6-3, 7-6 (7-3)で無事に勝ち進んだ。
「風が強すぎてリズムが崩れた。凡ミスが多くて、見る側からするとひどい内容だっただろうね。砂漠の中だけに風があるのは涼しくなっていいかもしれないけど、プレーする立場からするととてもじゃないけど...」と、ジョコビッチはコートサイドでのインタビューにほっとした表情で答えていた。
ジョコビッチは昨年の今大会ではナダルに敗れ、準優勝となっていた。

その他、第５シードＤ・フェレール（スペイン）はＯ・ロクス（ベルギー）に6-2, 6-2で、第８シードＲ・ガスケ（フランス）はＲ・ソデルリング（スウェーデン）に6-3, 6-2でそれぞれ順当勝ちしたが、第１０シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）はＳ・ワウリンカ（スイス）に6-2, 6-7(3-7), 4-6の逆転負けを喫する波乱があった。
その他、Ｊ・モナコ（アルゼンチン）、イ・ヒュンタク（韓国）、Ｄ・ヤング（アメリカ）らも勝ち進んでいる。