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(東京、有明)
女子テニス国別対抗戦フェドカップの日本対オーストリアが東京、有明コロシアムで行なわれ、日本が中村 藍子らの活躍で5戦全勝でオーストリアを下し1997年以来の上位8カ国入りを決めた。
初日に杉山 愛、森上 亜希子が勝利し、勝利まであと1勝と王手をかけていた日本は、第3試合のシングルスに22歳の中村を投入。「残りの3戦を確実に取っていくつもりの采配をした」と語る植田監督の思惑が的中し、中村がB・シュワルツを6-2, 7-5のストレートで下して勝利を決めた。
試合は、シュワルツのラブゲームキープから始まり、続く中村のサービスゲームでは、9回のデュースの末に落とすなど、序盤中村に硬さが見られた。しかし、これで吹っ切れたか、第3ゲームからはスピードの速いストロークで中村が相手を翻弄。なんと6ゲーム連取で第1セットをものにする。第2セットに入ると、先にサービスブレイクを奪い中村が先行する。後半シュワルツの粘りに苦しむ中村だったが、最後は相手のサービスゲームを破って試合を決めた。中村は勝利の瞬間、ベンチにいたメンバーらと共に飛び上がって喜びを表していた。「第1セットはとても緊張したが、第3ゲームからは自分のテニスができた。昨夜、杉山選手と代わって出場するよう言われ、とても緊張したが、勝ててよかった。ヨーロッパから本調子ではなかったが、調子を上げて勝つことが出来て嬉しい。」
続くシングルス第4試合では、森上亜希子(日本)が、先日のウィンブルドンにもジュニア部門で出場していた15歳のN・ホフマノバを6-2, 6-3で一蹴。最後のダブルスでは、杉山愛(日本)/浅越 しのぶ組が登場し、B・シュワルツ/M・クラフナー組を6-3, 1-6, 6-1で退け5戦全勝を決めた。試合終了後、選手は集まったファンとともにシャンパンファイトをして、勝利を祝った。
以下、試合後の監督、各選手のコメント
植田監督:「スタート地点に立ったということで、ここからが重要。昨年のブルガリア戦、4月のスイス戦と、相手国のトップ選手が欠場するラッキーが重なったが、それをものに出来たことは大きい。日の丸を背負って戦うために集まってくれた選手たちには感謝している。」
杉山愛:「この試合をエンジョイできてよかった。来年はワールドグループ1で、新たな気持ちで頑張ってトップを目指したい。」
浅越しのぶ(日本):「ここで良いシングルスの試合を観られて刺激を受けた。自分のためにもなったと思う。」
森上亜希子:「チーム一丸となって戦えてよかった。誇りに思う。このチームでまた戦いたいし、今回のシングルス2勝をこれからのツアーにも繋げたい。」
中村藍子(日本):「チームの勝利を決める試合で勝ったことで、いつもおいしいところをもっていかせてもらっている。良い経験が出来たし、プレーも良かった。来年も頑張りたい。」
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