山口芽生V 1000万円「なんとしても」

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優勝を飾った山口芽生
画像提供:tennis365.net

女子テニスの湘南美容クリニック Presents「SBC ドリームテニスツアー ファイナル」(東京/有明、室内ハード)は22日、シングルス決勝が行われ、第3シードの山口芽生が第8シードの細木咲良を4-3 (7-3), 3-4 (4-7), [10-6]のフルセットで下し優勝を飾った。

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2022年に第1回が、2023年に第2回が開催された同大会。「ツアー ファイナル」の優勝賞金は男女ともに1,000万円、準優勝で300万円となっており、2日間で行われる同大会の賞金総額は3,260万円という高額な賞金も含め注目を集めている。

試合はショートセット形式(3-3タイブレーク)で行われ、ファイナルセットは10ポイントマッチタイブレークで争われる。

21日に4名ずつ4グループの予選ラウンドロビンが行われ、各グループの1位と2位が22日の決勝トーナメントに進出した。

25歳の山口は、前日に行われた予選ラウンドロビンCグループを3戦全勝で1位通過。この日行われた準々決勝では第5シードの佐藤光、準決勝では第6シードの倉持美穂を下し決勝に駒を進めた。

細木との顔合わせとなった決勝の第1セット、山口は第5ゲームで2度目のブレークを奪われ、第6ゲームで相手のサービング・フォー・ザ・セットを迎える。それでも山口はこの場面でブレークバックに成功すると、直後のタイブレークをものにしこのセットを獲得する。

続く第2セットも両者譲らずタイブレークに突入したが、このタイブレークは細木が獲得し、山口は1セットオールに追いつかれる。

迎えた10ポイントマッチのタイブレークで争われるファイナルセット、山口は3-5とリードされるもここから4ポイント連取に成功し逆転。最後は細木のボールがネットにかかり、山口が優勝を決めた。

試合後、山口は決勝を振り返り「相手は本当に良いプレーをする選手なので自分のやることに集中してプレーしました」と語った。

また、賞金の使い道や、今後の夢についても明かした。

「来年、グランドスラムとWTAツアーをメインに戦っていくためにはランキングを上げる必要があって、そのためには資金が必要なので、なんとしてもこの1000万円が必要でした。そのために頑張りました」

「もう25歳で若くはないと思うんですけど、残り何年あるか分からないテニス人生のほとんどをWTAの舞台で生活していくことが私の夢です。本当に素晴らしい場所だと思うので、それが日常になることが私の夢であって目標なので頑張りたいと思います」

なお、準優勝の細木には300万円が贈られた。3位決定戦では倉持が大前綾希子を4-0, 4-3 (7-4)のストレートで下し100万円を獲得している。

【賞金】
優勝 1,000万円
準優勝 300万円
3位 100万円
4位 50万円
ベスト8 25万円
ベスト16 10万円


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