男子テニスの横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2024 supported by 三田興産(日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー)は19日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク769位の坂本怜が第7シードのJ・ロディオノフ(オーストリア)を6-2, 6-4のストレートで破り、大会初白星をあげるとともに初戦突破を果たした。坂本は試合後、今大会について「優勝が目標です」と語った。
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18歳の坂本が同大会に出場するのは2年連続2度目。昨年は1回戦で敗れた。
今大会の1回戦は世界ランク177位のロディオノフとの顔合わせに。坂本とロディオノフはチャレンジャー大会で3度目の顔合わせ。昨年の初対戦時は坂本が勝利しており、先週の兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、室内ハード、ATPチャレンジャー)1回戦ではロディオノフが勝利している。
2週連続の対戦となったこの試合、坂本はファーストサービス時に74パーセントの確率でポイントを獲得しロディオノフに1度もブレークを与えず、リターンゲームでは3度のブレークに成功。前週のリベンジを果たした坂本が1時間11分で2回戦に駒を進めた。
試合後、坂本はインタビューに答え試合を振り返った。
「去年も先週もやった相手で、先週負けているので厳しい試合になると思っていました。いい意味で自分に期待しすぎず、プレッシャーを取り除いてできた試合だったと思います」
坂本は今年プロに転向。プロに転向して何か変化があったか問われると「プロになってもやることは変わらないです。でもやっぱりプロなので、名前の響きがかっこいいっていうのはあって、ちょっとそれがプレッシャーになった時もありました」と坂本節全開で答えた。
また、坂本はチャレンジャー大会やツアー大会といったレベルの高い大会で勝っていくために必要な要素についても言及した。
「まず振られたときに安定していることが必要です。ずっと浮き沈み少なく安定したプレーができるかというところだと思います。自分は今回の試合もそうですけど、たまにいいプレーをして勝ったりする試合があるので、それが常に80点90点以上のプレーを出せるようになったら、ここでも勝っていけるかなと思います」
今大会の目標を問われると「優勝が目標です」と即答した。
勝利した坂本は2回戦で予選勝者で世界ランク598位のF・チナ(イタリア)と対戦する。チナは1回戦で同305位のG・デン アウデン(オランダ)を下しての勝ち上がり。
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