ナダル 来季引退を再び示唆

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6月のラファエル・ナダル
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男子テニスで元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は7日にSNSを更新。来シーズンいっぱいでの現役引退を再び示唆し「それが現実であり、最後の年になる可能性は間違いなくある」とコメントした。

37歳のナダルは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で左股関節付近を痛めながらM・マクドナルド(アメリカ)と対戦し、ストレート負け。その後ツアー復帰が叶わず、5月にラファ・ナダル・アカデミーで開かれた会見で全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンでの現役引退の可能性を示唆した。

今月1日、ナダルは31日に開幕するブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年ぶりのツアー復帰を果たすと発表。6日にはけがや手術で苦しんだ1年を振り返り、復帰を果たす来シーズンに向けて「競技に戻れること、それ以外は何も望んでいない」と語った。

そして今回SNSを更新したナダルは冒頭で「もちろん、プレーを続けることは意味がないと何度も思った。何年も、何時間も先が見えない瞬間があった」と明かし、次のように続けた。

「最後の記者会見で言ったように、僕は記者会見の場でスポーツ選手としてのキャリアを終えたくないと今でも思っている。僕はこれまでとは異なる形で終わりたいと思っているし、それが実現するように戦い、これまで幻想を保ち続けてきた」

「疑念を抱き、悪い瞬間も、それより最悪の瞬間も、あるいは良い瞬間もあったけど、僕のキャリアを通して常にそうだったように周りには支えてくれる人々がいたと思う。家族やチーム、友人...みんなが僕の決断力を助けてくれた。それは競技に戻るという意見であり、また僕のプレーを見たいという人たちの思いも、日々に重要な影響を及ぼしていたと思う」

「それが現実であり、最後の年になる可能性は間違いなくある。半年で終わる可能性もあるし、1年やり切る可能性もあるし、そのどちらにも到達できない場合もある。とにかく今はまだ答えを出すことはできない。これが真実だ」

「僕は競技に戻ると言える状況にあるだけ。今年が最後の年になる可能性がたくさんあるけど、大会を普通に楽しむつもり。(引退)を発表したくないのは今後、何が起こるか分からないからだ。自分に機会を与えなければならないしね」

「でも、100パーセントの確信は持てない。僕は競技に復帰するために多くの努力をしてきたし、もし突然の出来事や僕の体が競技を続けることを許し、プレーを楽しむことができれば...。なぜ期限を決めるのか。それは意味がないと思う」

ナダルはブリスベン国際に出場した後、1月14日に開幕する全豪オープンへの出場も予定している。

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(2023年12月7日23時09分)
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