「相手関係なく圧倒したい」

ゲッティイメージズ
試合後に抱擁するジョコビッチとコバチェビッチ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク114位のA・コバチェビッチ(アメリカ)を6-3, 6-2, 7-6 (7-1)のストレートで破り、19年連続の2回戦進出を果たした。会見では「僕は誰と対戦しても、その状況や相手に関係なく、圧倒したいんだ」と自身のプレーへの思いを口にした。

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36歳のジョコビッチが全仏オープンに出場するのは19年連続19回目で、2016年と2021年に優勝を飾っている。

今大会の1回戦、第1セットでファーストサービス時に88パーセントと高い確率でポイントを獲得したジョコビッチはコバチェビッチに1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは第6ゲームでブレークに成功し先行する。

続く第2セット、コバチェビッチのセカンドサービス時に主導権を握ったジョコビッチが2度のブレークを果たし2セットアップとする。

迎えた第3セット、ジョコビッチは第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたが、ここでコバチェビッチにブレークを許しこのセットはタイブレークに突入する。それでもジョコビッチはタイブレークで3度のミニブレークに成功し、2時間26分で19年連続の2回戦に駒を進めた。

試合後の会見に登場したジョコビッチはセルビアにルーツを持つコバチェビッチのプレーに言及した。

「彼はとても素晴らしい、とてもいい男なんだ。何年か前の全米オープンの時に何度か一緒に練習したことがあるんだ。そして、同じ言語を話す。彼はアメリカ国籍だけどセルビア人だからね。僕らはとても仲良くやっているよ。彼の家族にも会ったが、とてもいい人たちだった。彼はベストを尽くしているし、ゲームもできていると思う」

「彼は間違いなく、遠くへ行けるだけの力がある。どこまでいけるか、それはいろいろなことに左右される。でも僕は彼のレベルにはとても驚かされたよ。クレーコートではあまりプレーしていないはずなのに。どこかで見た情報なんだけど、彼は10歳か11歳くらいまでセルビアで練習していたそうだ。セルビアではほとんどのコートがクレーなんだ。その後、彼はアメリカに行って、ほとんどの時間をハードコートで過ごした。だからクレーでも良いプレーができるんだ」

「彼のメンタルは素晴らしい。もちろん、僕は誰と対戦しても、その状況や相手に関係なく、圧倒したいんだ。でも、それがうまくいくときもあれば、そうでないときもある。2セット半はコントロールできていたと思う。サーブを失って、ちょっと調子が悪くなってしまった。でも、なんとか神経を保って、完璧なタイブレークをしたんだ。だから、全体的に自分のレベルに満足している。今日は風が強くて、かなり難しいコンディションだったけど、いい試合だったよ」

2回戦で世界ランク83位のM・フチョビッチ(ハンガリー)と対戦する。フチョビッチは1回戦で同122位のH・グルニエ(フランス)を6-3, 5-7, 6-1, 6-3で下しての勝ち上がり。

同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)や第14シードのC・ノリー(イギリス)、同112位のダニエル太郎らが2回戦に駒を進めている。

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(2023年5月30日12時09分)
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