男子テニスのBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）は１７日、シングルス決勝が行われ、第２１シードのＣ・ノリー（イギリス）が第２９シードのＮ・バシラシヴィリ（ジョージア）を3-6，6-4，6-1の逆転で破り、「ATPマスターズ1000」初優勝を果たすとともに、英国人男子選手として初のBNPパリバ・オープン制覇を成し遂げた。

＞＞BNPパリバOP男女シングルス組み合わせ＜＜

どちらが勝利しても初の「ATPマスターズ1000」制覇となる決勝戦、ノリーは低い打点から放つバックハンドショットを放ちバシラシヴィリにタイミングを取らせないプレーを展開するも、強烈な威力を持つバシラシヴィリのフォアハンドに押され２度のブレークを許し第１セットを落とす。

第２セット、ノリーは第３ゲームで先にブレークを許すが、フォアハンドのミスが増えてきたバシラシヴィリを攻め立て徐々に主導権を獲得。第４・第１０ゲームでブレークを奪いセットカウント１－１に追いついた。

ファイナルセット、疲れの見えるバシラシヴィリから流れを掴んだノリーは序盤３ゲームを連取する。その後もウィナーは多くないもののミスの少ないプレーを披露するノリーが着実にポイントを重ね、ブレークを許すことなく１時間４９分で悲願のマスターズタイトルを手にした。

ノリーは今季、７月のミフェル・オープン（メキシコ/ロス カボス、ハード、 ATP250）ではキャリア初優勝。シーズン全体では６度の決勝に駒を進めるなど好調を維持している。

一方、敗れたバシラシヴィリも今季２勝をあげ好調のシーズンだが、ジョージア人選手として初のBNPパリバ・オープンのタイトルにはあと一歩届かなかった。

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