１６日に開幕するVTBクレムリン・カップ（ロシア/モスクワ、ハード、WTA500）は１５日、公式サイトで世界ランク１０位のＢ・ベンチッチ（スイス）と同２２位のＥ・ラドゥカヌ（イギリス）が欠場すると発表した。

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７月に行われた東京オリンピック（日本/東京、ハード）で金メダルを獲得したベンチッチ。前週のシカゴ・フォール・テニスクラシック（アメリカ/シカゴ、ハード、WTA500）では８強入りを果たしていた。

現在行われているBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000）には第８シードとして出場予定だったが、開幕前に欠場を表明。クレムリンカップも欠場するため２週連続のツアー欠場が決定した。

クレムリンカップは公式サイトにベンチッチのコメントを掲載し「今年のモスクワに出られないのは残念。膝の状態がまだ１００パーセントではないから、試合に出ることはできない。私は来週の大会の成功を祈っているし、来年また戻ってくることを楽しみにしている」と語った。

一方、先月行われた全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）で予選からの全１０試合を１セットも落とすことなく勝ち続け、四大大会初制覇を成し遂げたラドゥカヌ。現在行われているBNPパリバ・オープンではストレート負けで初戦敗退を喫していた。

ラドゥカヌは欠場することに「残念ながらトーナメントのスケジュールを変更しないといけない。今年はモスクワでプレーすることができないけど、来年はロシアのファンの前でプレーしたいと思っている。来週にはツアーに復帰できることを楽しみにしているわ」と述べている。

また、世界ランク２１位のＢ・アンドレースク（カナダ）も１４日に欠場を表明している。

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