男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は8日、シングルス3回戦が行われ、前回王者で第2シードの
D・メドベージェフは第26シードの
S・コルダ(アメリカ)に6-7 (8-10), 2-6のストレートで敗れ、ベスト16進出とはならなかった。2回戦勝利後にコートの遅さを指摘していたメドベージェフは試合後の会見で「そのせいで負けたとは思っていない」と明かした。
>>【動画】今季最高のポイント!?コルダがスーパープレーでセットポイントセーブ<<>>アルカラス、シナーら上海MS組合せ<<同大会は2019年以来4年ぶりの開催となっており、前回開催された2019年大会では決勝でメドベージェフが
A・ズベレフ(ドイツ)を下し優勝を飾っていた。
ディフェンディングチャンピオンとして今大会を迎えた世界ランク3位のメドベージェフは、初戦となった2回戦で同98位の
C・ガリン(チリ)をストレートで下し3回戦に駒を進めた。
今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)3回戦でストレート負けを喫したコルダとの顔合わせとなった3回戦。第1セットでは両者とも相手にブレークポイントを与えずにキープを続けタイブレークに突入。
タイブレークで先に2本のセットポイントを迎えたメドベージェフだったが、リターンミスとダブルフォルトで6-6に追いつかれる。次のポイントをサービスでものにし再度セットポイントを迎えたが、今度は今季最高のポイントの1つとして男子プロテニス協会のATPに紹介された激しいラリー戦の末にコルダにしのがれる。
その後メドベージェフはフォアハンドのミスによってミニブレークを許すと、最後はコルダにフォアハンドのウイナーを決められ、接戦の第1セットを落とす。セットを落としたフラストレーションからベンチでラケットを破壊したメドベージェフはペナルティを取られた。
続く第2セット、メドベージェフは勢いに乗るコルダに第2ゲームで先にブレークを奪われると第8ゲームでもブレークを許し1時間28分で敗れた。
試合後の会見でメドベージェフは「コルダはいいプレーをした。タイブレークを取るべきだったのに取り切れなかった。それが最大のミスだ。コートが全てではないが、コンディションが彼に少し有利だったのかもしれないね」とコメント。
「彼はウィナーを打つのに十分な速さを持っていたけど体制を戻すのは遅かった。それが彼にとっては良かったんだと思う。僕自身は昨日プレーして慣れた。今日は昨日よりもいいプレーができたしね。だから、そのせいで負けたとは思っていないよ」
全豪オープンに続きメドベージェフから勝利を挙げたコルダは4回戦で第20シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。セルンドロは3回戦で同57位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)を3-6, 6-4, 7-5の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第6シードの
J・シナー(イタリア)、第8シードの
C・ルード(ノルウェー)、第16シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第19シードの
B・シェルトン(アメリカ)らが16強に駒を進めた。
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