男子テニスで世界ランク2位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は1日、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で大会前の記者会見を行った。会見でジョコビッチは同1位の
C・アルカラス(スペイン)について「20歳にしては成熟している」と述べた。
>>ジョコビッチ、西岡、ダニエルらウィンブルドン組合せ<<>>錦織 CH初戦 1ポイント速報<<36歳のジョコビッチは今シーズン、四大大会の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制覇しており、
R・レーバー(オーストラリア)が1969年に達成して以来誰も成し得ていない年間グランドスラムも視野に入っている。
そんなジョコビッチだが、ウィンブルドンでは過去7度タイトルを掲げている。特に近年は無敵の強さを誇っており、現在2018年から4連覇中(2020年は大会中止)となっている。
1日に行われた記者会見でジョコビッチは現在世界ランク1位のアルカラスについて言及した。
「カルロス(アルカラス)はとてもいい人で、20歳にしては非常に成熟していると思う。すでに多くの称賛を浴び、若くしてテニスの歴史を作っている。コート上では激しさとエネルギーをもたらし、コート外ではとても謙虚でいい性格をしているね」
「僕にとってはカルロスや他の誰かがいなくても、グランドスラムに出場するときはさらなる意欲やモチベーションを見出すことができるんだ。だからネットの向こう側で誰と対戦しようが、僕にとっては違いはないんだ。やるべきことをやるだけ。僕の意識のほとんどは自分の身体と心、自分の試合に集中していて、毎試合最高のパフォーマンスを発揮できる状態に持っていこうとしている」
ジョコビッチは全仏オープンの準決勝でアルカラスと対戦したが、アルカラスが試合途中に痙攣を起こしたことも影響し6-3, 5-7, 6-1, 6-1で勝利した。
今大会、両者は決勝まで対戦することのないドローとなっているが、決勝での対戦が実現するか注目される。
会見では落ち着いた様子で余裕すら感じさせたジョコビッチは、今大会の1回戦で世界ランク67位の
P・カチーン(アルゼンチン)と対戦する。
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