男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)は5日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク27位の
J・イズナー(アメリカ)が第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)を6-4, 6-3のストレートで下し、大会初の決勝進出を果たした。
>>BNPパリバ・マスターズ対戦表<<この日、18本のサービスエースを叩き込み、ファーストサービスが入った時に86パーセントの高い確率でポイントを獲得したイズナーはチリッチに1度もブレークを許さず、今年8月のアトランタ・オープンに続く今季2度目の決勝進出を決めた。
31歳のイズナーは、2015年のアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、 ハード、ATP250)以降タイトルに手が届いていない。
マスターズの決勝進出は2013年のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)以来3度目となる。マスターズ初優勝をかけて、決勝では第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する。
今大会は1回戦で
M・ズベレフ(ドイツ)、2回戦で第15シードの
D・フェレール(スペイン)、3回戦で予選勝者の
J・シュトルフ(ドイツ)、準々決勝で
J・ソック(アメリカ)を下しての勝ち上がり。過去のパリ・マスターズでの最高成績は2011年のベスト4進出。
一方、敗れたチリッチは初戦の2回戦で
I・カルロビッチ(クロアチア)にストレート勝ち、3回戦で第8シードの
D・ゴファン(ベルギー)を下してしてベスト8進出を果たすと同時にツアー最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)に2年ぶり2度目の出場が決定。準々決勝では過去14連敗中だった第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで破った。
今シーズンは、8月のW&Sオープンでマスターズ初優勝、前週のスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)では
錦織圭を下してタイトルを獲得。オープン13(フランス/マルセイユ、ハード)、ジュネーヴ・オープン(スイス/ジュネーヴ、クレー、ATP250)では準優勝を果たしている。
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