3月9日(水)-11日(金)の3日間にわたり、味の素ナショルトレーニングセンターで行われる「全仏オープン・ジュニア ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES 日本予選」を記念して、8日にフランス大使公邸でレセプションパーティーが行われた。
日本予選の男子シングルスと女子シングルス優勝選手は、2016年5月にフランスのパリで開催される本戦へ出場。その本戦に勝利すると、全仏オープン・ジュニア2016のワイルドカードを獲得し、本戦へ出場することが出来る。
ローラン・ギャロスのレッドクレーコートで戦うというグランドスラムの魅力を体験する機会をより多くの若いテニスプレーヤーに提供することを目的に開催される。これまでに上海・ニューデリー・サンパウロなど各国で予選を開催している。
また、現在日本のテニス界を牽引する
錦織圭も2006年の全仏オープン・ジュニア男子ダブルス部門で、日本人初の四大大会ジュニア男子優勝という快挙を成し遂げている。
8日、フランステニス連盟のジャン・リュック・テネトズ副会長は「フランステニス連盟が世界にテニスを普及したいと考えた時、真っ先に日本のことを考えた。すでに錦織選手、
杉山愛選手、クルム
伊達公子選手が世界で素晴らしい活躍をしている。近い将来、有能な若手選手の育成を期待出来る。ローランギャロスのクレーコートは選手に肉体的にも精神的にも試練を与えるが、とても芸術的なコート。」と話した。
日本テニス協会の内山勝専務理事は「4年後のオリンピックを視野に、ジュニア選手の育成強化を打ち出しております。」と語った。
また、パーティーには全仏オープンを6度制している元世界ランク1位の
S・グラフ(ドイツ)も登場し「このような機会は中々ない。両国のテニス協会に感謝すべきだと思いますし、何より実際に現場に行ってクレーでプレーすることがプラスになる。」と日本のジュニアに期待を寄せた。
パーティーの後半には杉山愛によるドロー抽選も行われ、組合せは以下の通りになった。
【男子】
清水悠太 vs 住澤大輔
伊藤竹秋 vs ジェームズ・トゥロター
松下竜馬 vs
千頭昇平川上倫平 vs
田島尚輝【女子】
荒川春菜 vs 平田歩
末野聡子 vs
清水綾乃永田杏里 vs 安藤優希
佐藤久真莉 vs 松田美咲
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