男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード)は24日、シングルス2回戦が行われ、昨年同大会のファイナリストである第1シードの
D・フェレール(スペイン)と第2シードの
錦織圭がベスト8を前に敗れ、大会から姿を消した。
>>アカプルコ大会 対戦表<<昨年覇者のフェレールは、2回戦で世界ランク32位の
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦。終始ドルゴポロフに主導権を握られたフェレールは、トータルで1度のブレークに成功するも3度のブレークを許して1時間31分で敗れた。
フェレールは、昨年のアビエルト・メキシコ・テルセル男子決勝で錦織を下して大会4度目の優勝を飾り、今回は2連覇と5度目のタイトル獲得を狙うも2回戦敗退となった。
一方、昨年準優勝の錦織は、2回戦で世界ランク43位の
S・クエリー(アメリカ)と対戦。錦織はファーストサービスの確率を44パーセントまで落とし、クエリーにゲームポイントを握られた場面でダブルフォルトを犯すなど、自身の流れを掴めなかった。その後、1度のブレークに成功するも3度のブレークを許して1時間12分で敗れた。
錦織とクエリーは2月上旬に行われたメンフィス・オープン準決勝でも対戦しており、その時は錦織が逆転で勝利していた。この結果、錦織はクエリーとの対戦成績を5勝4敗とした。
錦織は14日まで行われていたメンフィス・オープンで大会史上初の4連覇を果たし、今回は2大会連続のタイトル獲得を狙っていたが、クエリーの勢いを止めることは出来なかった。
昨年のファイナリストがどちらも2回戦で姿を消す波乱が起きる中、第4シードの
D・ティエム(オーストリア)、第5シードの
B・トミック(オーストラリア)、第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)は順当にベスト8進出。トップ4シードのうち、8強に残ったのはティエムのみとなった。
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