男子テニスのATPワールドツアー・ファイナル（イギリス/ロンドン、ハード）は１０日、シングルス準決勝が行われ、第６シードのＲ・フェデラー（スイス）を7-5, 6-3のストレートで下し、３年ぶりに決勝進出を果たす同時に、大会初優勝に王手をかけた第１シードで世界ランク１位のＲ・ナダル（スペイン）が、試合後にフェデラー戦を振り返った。
「ロジャー（フェデラー）に勝つ事よりも、シーズン最後の大会で決勝戦に残れる事の方が、僕にとっては大切。敵に勝つ事よりも、優勝する事の方が重要。」
「ロジャーは、とても攻撃的なプレーをしていたと思う。試合開始当初、彼のサーブはとても良かった。印象では（第１セットの）４－４までは彼の方がいいテニスをしていた。」
「いくつかブレークポイントがあって、それらは重要なポイントだったんだけど、何とかブレークされなかった。その後、逆にロジャーのサービスを（第９ゲームで）ブレーク出来てから調子に乗ってきた。」
「試合の鍵はおそらく５－５の時。（第１０ゲームで）ここでサービスキープすれば第１セットを先取という場面で、ロジャーがブレークバックしてきた。その後、６－５の場面では、再び彼のサービスをブレークする事が出来た。ここが鍵だったね。」
大会初優勝を狙うナダルは、決勝戦で第２シードで昨年覇者のＮ・ジョコビッチ（セルビア）と対戦する。ジョコビッチは、準決勝で第７シードのＳ・ワウリンカ（スイス）を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
決勝戦に向けて、ナダルは「決勝戦では、いい試合が出来る事を望んでいる。簡単にはいかない試合だとわかっている。でも、ベストを尽くすさ。明日勝つためには、ベストのテニスをしなければならない。」と、意気込みを語った。
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（2013年11月11日7時45分）
大坂なおみ 全米OP準々決勝の相手決定 
