男子テニスツアーのW&Sマスターズ（アメリカ/シンシナティ、ハード）は１６日、シングルス準々決勝が行われ、第２シードのＡ・マレー（英国）は第６シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）に3-6, 4-6のストレートで敗れ、ベスト４進出とはならなかった。
試合後、マレーは「今日のコートは、まるで生きているみたいだったよ。ボールは本当に高く跳ねるし、コントロールするのが本当に大変だった。誰でも作戦を持って試合に臨むけど、今日は多くのミスを犯してしまったから、ベルディフを止める事が出来なかったよ。」と、コメント。
大会２度の優勝を誇るマレーを破ったベルディフは「今日試合もとても良かったよ。このままの調子を出来る限り維持していく事が大事になるね。」と、話した。
両者の対戦はこれが１０度目で、この勝利により６勝４敗とベルディフがリードを広げた。
決勝進出をかけてベルディフは、第４シードのＲ・ナダル（スペイン）と対戦する。この日ナダルは、Ｒ・フェデラー（スイス）との準々決勝で２時間１４分の逆転勝利を収め、ベスト４進出を果たしていた。
ベルディフとナダルは過去１７度対戦しているが、直近ではナダルが１３連勝しており、ベルディフは２００６年以来のナダルからの勝利を目指す。
《W&Sマスターズ 対戦表》
■関連記事■
《フェデラー、ラケット問題に結論「試していただけ」＜W&Sマスターズ＞》
《ナダルがフェデラーとの最大ライバル対決制す＜W&Sマスターズ＞》
《史上初の事態、アメリカの黄金時代は何処へ》
《王者ジョコビッチ、史上初の快挙逃す＜W&Sマスターズ＞》
《突然引退のバルトリ「プロテニス人生に幕を閉じる時」》
■関連記事■
《錦織も出場するハードコートシーズン開幕！ATP男子ツアーマガジン Vol.182》
《フェデラーが黒塗りラケットで再始動！ATP男子ツアーマガジン Vol.181》
《フェデラーが語った、ウィンブルドンで学んだこと！ATP男子ツアーマガジンVol.177》
（翻訳・記事/大木茂敬）
（2013年8月17日12時13分）
第1シード 逆転負けで決勝進出逃す 
